自治会活動貢献で総務大臣表彰 三重・松阪の松本さんと浅井さん
市役所で伝達式
長年自治会の活動に貢献した人をたたえる総務大臣表彰の伝達式が17日午後3時から市役所であり、竹上真人市長から、三重県松阪市愛宕町自治会長の松本守さん(84)=愛宕町一丁目と、西黒部町自治会長の浅井重久さん(78)=西黒部町=に表彰状と記念品が手渡された。 総務省が設けた「自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰」。地域社会を支える団体の代表などを務め、15年以上にわたり貢献した人に贈られる。今年、県内では松本さんと浅井さんを含め3人の自治会長が受賞した。 松本さんは、2008(平成20)年4月から約16年間、愛宕町自治会長として自治会と行政の連絡調整や地域の問題解決に取り組んでいる。また12(同24)年度から15(同27)年度までは市自治会連合会常任理事、19(令和元)年度から20(同2)年度まで同連合会副会長として、防犯研究会や観光研究会の立ち上げに尽力した。11(平成23)年に設立した第二地区まちづくり協議会では当初から現在まで会長を務め、地域の活性化と安全で安心して暮らせる地域づくりに尽力している。 浅井さんは、07(同19)年4月から約17年間、西黒部町自治会長として地域のために尽力。18(同30)年度から19(令和元)年度まで市自治会連合会理事、21(同3)年度から3年間は市住民自治協議会連合会副会長として、組織の充実と拡大に努めた。17(平成29)年4月から西黒部まちづくり協議会の会長を務め「みんなが安全で安心して暮らせる西黒部地区」を目指して、元気で笑顔あふれる持続的な協働のまちづくりのために活動している。 この日、竹上市長から表彰状の伝達を受けた松本さんは「足らない所もあったかもしれないが、地域のためと思って悔いのない自治会運営を一生懸命やってこられたのは、地域住民の皆さまに支えられたおかげ。支えてくれた皆さまに感謝したい。表彰を受けたことでこれから自治会を担う若い世代の励みにしてもらえたらうれしい」と述べた。 浅井さんは「このような表彰を受けたが地域の役に立てているか不安に思う一方で、自治会長の重みをさらに感じている。地域の高齢化が進みさまざまな課題がある中、自治会として地域の皆さんの安全と安心を確保するため、体が続く限り地域のために尽力したい」と話した。