竹田麗央がツアー7勝目をあげた

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 最終日（29日）◇大利根CC 西コース（茨城）◇6845yd（パー72）◇曇り（観衆7154人） 【画像】原英莉花のファンサ写真 メルセデスランキング1位の竹田麗央が女子日本一決定戦を制し、今季7勝目を挙げた。3週前の「日本女子プロ選手権」に続く“日本タイトル年間2冠”は樋口久子（7回達成）、2019年の畑岡奈紗に次ぐ史上3人目の快挙となった。 竹田は同ランク2位の山下美夢有と首位で並び、2サムの最終日最終組でプレー。3バーディ、1ボギー「70」で回り、通算10アンダー。1組前で3位から出た岩井明愛のチャージも交わし、激闘を2打差で制した。 竹田は優勝インタビューで「すごく接戦だったので、最後に勝ててうれしいです。コースが難しくてなかなかバーディが（4日間で）取れなかったですが、うまく耐えきれました」と笑みを浮かべた。勝負どころのバックナインでは「1打差に（岩井）明愛さんがいてボギーをたたけない中、何個かパーパットが決まったのが大きかったと思います」と振り返る。 今季だけでツアー初優勝から7勝目。圧倒的な強さを「いつもサポートしてくださる方々、応援してくださる方々のためにいいプレーをしたいと思っている」結果だと説明。「いつか海外メジャーで優勝したいと思っているので、そこに向けて頑張っていきます」と話した。 8アンダーの2位に「70」で回った岩井明愛。山下は3バーディ、4ボギーの「73」と国内では5月「サロンパスカップ」最終日以来33ラウンドぶりのオーバーパーを打ち、7アンダーの3位。今季初優勝を逃した。 6アンダーの4位に、今季メジャー「アムンディ　エビアン選手権」を制した古江彩佳と、岩井千怜、川崎春花が並んだ。 前年覇者の原英莉花は4アンダーの8位。15歳の岩永杏奈（大阪桐蔭高1年）が1アンダー16位でベストアマを獲得。前週優勝の安田祐香は「77」と崩れて22位に終わった。 ＜上位成績＞ 優勝／－10／竹田麗央 2／－8／岩井明愛 3／－7／山下美夢有 4T／－6／古江彩佳、岩井千怜、川崎春花 7／－5／吉本ひかる 8T／－4／桑木志帆、原英莉花、森田遥