三菱、新型ピックアップトラック「トライトン」を発売! 12年ぶりに日本導入へ。
走れない道などない!? 7つの走行モードを搭載!
搭載するパワートレーンは、4N16型2.4リッタークリーンディーゼルターボエンジンで、全回転域で高出力を発揮する2ステージターボシステムを採用。最高出力150kW(204PS)、最大トルク470Nmを発生し、6速スポーツモードATと組み合わせて四輪を駆動する。これを搭載するのは、従来型から大幅に剛性を高めながらハイテン鋼の採用率を高めて重量増を最小限に抑えた新開発のラダーフレームだ。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式、リアサスペンションは強度を確保しながら軽量化したリーフスプリング式を採用し、大径のショックアブソーバーと共に快適な乗り心地を実現したという。 4WDシステムは、三菱自動車独自のSS4-IIシステムを採用。4WDモードは後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、更によりローギヤの「4LLc」の4種類が選択可能で、走行中にダイヤル式のセレクターで簡単に4WDモードを変更することができる。センターディファレンシャルには、前40%、後60%に駆動力を配分し、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを備えている。 ドライブモードは7つ。すべての4WDモードに設定されている「NORMAL」モード、2Hには経済性を重視した「ECO」、4Hに「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」、4HLcにトラクション性能を引き出す「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」、4LLcには「ROCK(岩場)」モードが設定され、あらゆる路面で最適なドライブモードが選択可能となっている。 また、コーナー内側の前輪に弱くブレーキをかける事で旋回性を向上するアクティブヨーコントロール「AYC」を新たに採用したほか、滑りやすい路面での安全性が向上すると共にスポーティな運転を楽しむことができるアクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)、下り坂で一定のスピードを保持して安心して走行することができるヒルディセントコントロール (HDC)、坂道発進での後退を防止するヒルスタートアシスト(HAS)などを採用し、ドライバーの負担を軽減している。 ボディカラーは鮮やかさとメタリック感を強めたヤマブキオレンジメタリックと、輝度感を向上させたブレードシルバーメタリックを新たに採用したほか、高品質なベーシックカラーとしてホワイトダイヤモンド、レッドソリッド、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカをラインナップした。価格はGLSが税込みで498万800円、GSRが540万1000円となっている。
文= 原アキラ 画像= 三菱自動車