小池都知事が定例会見10月5日(全文1)豊洲市場が11日にいよいよ開場
東京五輪ボランティア募集の現状
次が2020大会のボランティアに関してであります。先週から東京2020大会のボランティアの募集を開始し、私も都の都市ボランティアのほうに入力して、登録をしましたというお話もさせていただきましたが、都が募集いたします、この都市ボランティアの現在の応募件数でございます。これは今日の午前10時現在で3426件でございます。組織委員会が募集している大会ボランティアにつきましては同じく今日の、今朝の10時現在で3万1982人ということと聞いております。この1週間で応募が、たくさんの方々に応募いただいているところで、皆さんに感謝を申し上げたいと思います。 都市ボランティアでありますけれども、開催都市東京の顔といたしまして、国内外から訪れられる多くの選手、そして観客をお迎えするとても大切な存在となります。都市ボランティアのほうは5日間から参加できるということで、より日程的には余裕が、大会ボランティアよりは若干短い期間にもなりますし、もちろんそれ以上でも結構です。それから例えばご夫婦で参加するとか、ご家族、それからご友人同士などでグループによります応募も可能と、申し込みはしやすくなっておりますので、ぜひ多くの方々にご参加をいただきたいと存じます。 それからできるだけ応募しやすくするためにさまざまな工夫を凝らしまして、申し込みをしやすくするということで必要事項、記入するだけで簡単にご応募いただけるリーフレットも作成をいたしております。もちろんネットでも私自身、そのようにやりましたけれども、応募する際の工夫なども凝らしておりますので、ご活用いただければと思います。で、このリーフレット、出来上がりましたら関連施設であるとか、さまざまなイベントで配布をいたしまして、さらに多くの方々に都市ボランティアにご参加いただけるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
築地市場の豊洲新市場への移転について
それから築地市場の豊洲市場への移転がいよいよ、あすから始まるわけでございます。その前にまず、あしたが築地市場の最終営業日ということになります。築地市場でありますけれども、申し上げるまでもございません。昭和10年に開場して、以来80年以上にわたって都民の食生活を支えてきた、この大きな役割を担ってまいりました。日本の食文化の発展に貢献してきたといっても過言ではないと思います。また、それを支えてきたのが市場関係者や地元の皆さんでございまして、あらためて感謝を申し上げたいと存じます。 私も今朝、築地の市場を訪問してまいりました。市場業者の方々、活気あふれる取引の様子を確認して、あしたはまた皆さんも、メディアの皆さんもいらっしゃる。それから今日が、今日も最終からの、その前のタイミングということで、あまり混乱をすることなく、また市場関係者の皆さんとこれからの移転についてもそのあと打ち合わせなどもやってまいっていたところでございます。 そして業界団体の皆さん、ずらっとそろっているところですが、あしたの正午から始まります大規模な引っ越しを滞りなく進めていくということと、それから新しい豊洲市場の運営に都と業界とが力を合わせていくことを確認することができたということで、今朝は3時起きでございます。これからしっかり皆さんも豊洲、あすご取材なさることでありましょうし、そのあと引っ越しという世紀の大きな引っ越しがございます。そして11日にはいよいよ開場ということとなって、初競りが行われるということになります。 豊洲市場は時代の変化に対応できる最新鋭の市場として整備をしたものでございますが、開場当初は正直、市場関係者の皆さまにとりましても、習熟訓練をしたとはいえ、方向性とか、自分の店の場所も含めて、どっちに行くのかというのは、それはなかなか環境に慣れるには時間が必要だと思います。また混乱するところも出てくるかもしれませんけれども、しかし新しい市場での業務が、できるだけ早期に軌道に乗るように都としてもきちんと対応していく所存でございます。 それから築地市場の跡地部分の環状2号線の件でありますけれども、市場が移転しましてから速やかに整備に着手をいたします。そして移転後1カ月以内に暫定の道路を開通させるという見込みでございます。開通日は現在関係機関と最終調整をしているところでございますので、追ってお知らせをしたいと思います。で、豊洲市場の開場に伴いまして、それまでの間、暫定道路が通るまでの間というのは、晴海通り、それから有明通り中心にして、周辺道路の交通混雑が予想されるところでございます。皆さんのご理解、ご協力をお願いしたいというところでございます。 で、これらの混雑を少しでも緩和するということで、環状2号線の未開通区間のうち、こちらに地図がございますけど、お手元の地図ご覧いただければと思います。この未開通区間のうち豊洲-晴海間の晴海方向について、市場関係者を対象として、豊洲が開場してから、10月11日以降、速やかに通行できるようにしてまいります。これを使えるようにすることで豊洲市場からの搬出のルートが増えるということになるわけであります。一部の交差点の混雑を緩和したり、市場内の渋滞解消に寄与するものと考えております。ちなみにここの部分はオリパラの工事車両は許されているところに、今回この引っ越しに伴います渋滞緩和ということで、暫定道路が完成するまでの間、これを使えるようにするということであります。 いずれにしましても、豊洲市場の開場まで1週間を切りました。市場、つつがなく開場できますように、都といたしましても万全の態勢で臨むつもりでございます。まずは円滑な引っ越しに向けての対応ということでございます。