「100点だったと思います」堂々たる選手宣誓の大分鶴崎高校主将・志賀杏陸、入念な準備と前向きな姿勢「人生で初めての経験を楽しもうと」
大分鶴崎高校のキャプテンを務める志賀杏陸が、第103回全国高校サッカー選手権大会の開会式で行った選手宣誓を振り返った。 【動画】志賀杏陸が大会幕開けの選手宣誓 28日、高校サッカー選手権が開幕。開幕戦の前に行われた開会式では、音声機材の不調にも惑わされず、志賀キャプテンが堂々たる選手宣誓を行った。 開会式後には「今日の選手宣誓は緊張することなく、その場の雰囲気を楽しめたと思います」と志賀。「大勢の前で喋る経験はほとんどなかったです」と明かしたが、入念な準備と持ち前の度胸で乗り切ったようだ。 「しっかり学校の自習時間だったり、お風呂でしっかり練習したので、その練習の成果を出せて、100点の選手宣誓だったと思います」 「一番は楽しむこと。こういう大勢の人が見てくれているなかで自分が伝える、発言できることは高校サッカーだと(これまで)103人しかできていないことだと思うので、人生で初めての経験を楽しもうという気持ちで、緊張せずに選手宣誓することができました」 また、原稿の作成には「1週間くらいかかった」「顧問の先生3人に見てもらった」とのこと。近年の傾向も配慮して文章を作ったという。 「ここ最近、コロナだったり、震災だったり、暗いニュースを入れている選手宣誓が多かった。なので、暗いニュースよりもオリンピックやサッカー代表など、明るいニュースを入れて、大会の幕開けにふさわしいように、明るい幕開けができるように、明るい文を多めに入れました」 31日に控える帝京大学可児高校との初戦に向けてもコメントした志賀。宣誓の通り全力を尽くしての目標達成を狙う。 「チームの雰囲気は県大会から継続して、チーム全員で勝利に向かう良い雰囲気が作れていると思います。初戦に向けては、自分たちは初戦突破を目標にしているので、そこに照準を合わせて、全員で一丸となって頑張っていきたいです」 「地区大会でもいろんな仲間の涙を見てきて、そういう選手たちの思いを背負って自分たちはここに出場しているので、プレーでは常に全力で、最後まで手を抜かず、勝利を目指してがんばっていきたいです」
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