来年から大学の費用が「無償化」されると聞きました。子どもが3人で「世帯年収600万円」ですが、大学の費用は貯蓄しなくても大丈夫でしょうか?
大学の資金が足りない場合の対処法
大学無償化制度を利用したとしても、一人暮らしの生活費は必要ですし、「子どもを3人同時に扶養している」場合でなければ、入学金や授業料も工面する必要があります。 大学無償化制度でカバーされない必要なお金は、各家庭で準備する必要がありますが、毎月の収入や貯蓄だけではどうしようもない場合もあるでしょう。 その際にお金を捻出する手段はさまざまですが、例えば、奨学金や教育ローン、アルバイトなどが挙げられます。 奨学金は、日本学生支援機構の給付型奨学金や貸与型奨学金をはじめ、多くのものなどがあります。それぞれ条件がありますので、まずは確認してみましょう。 教育ローンについては、保険会社や銀行、日本政策金融公庫などが提供しています。 子ども自身がアルバイトをして学費などを稼ぐ手段も有効です。学業と両立できる範囲でアルバイトに励むことで、社会の勉強にもなるでしょう。
まとめ
2025年度からの大学無償化制度では、年収についての制限がなくなりました。ただし、制度を利用できるのは「3人同時に扶養している」間だけです。 また、一人暮らしの生活費についてはこの制度では支給されません。支給されるものとされないものをしっかりと把握し、家庭で準備するべき費用を計算しておきましょう。 出典 文部科学省 高等教育の修学支援新制度 全国大学生活協同組合連合会 第59回学生生活実態調査 概要報告 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部