球宴指揮とる敵将が大谷翔平の12奪三振1失点の圧巻9勝目に「オールスターではなくメガスターだ」と絶賛…敵地紙も「エ軍ファンのいら立ちを忘れさせる希望の星」
「ユーリ・グリエルの4回のタイムリーが(大谷の自責点0の)記録を止めた。もしかしたら大谷の圧倒的な夜においてただひとつのミスだったのかもしれない。彼は2四球を与えたが、得点圏に走者を置いたのは3度だけだった。ヒューストンの先発打者9人のうち7人が三振を喫した。そのうち5人は複数回の三振を奪われた」 同紙は、チームが大谷から奪った4安打のうちの1本を6回に放った4番打者、アレックス・ブレグマンの声をこう伝えた。 「打席では良かったと思う。もっと良い打撃ができただろうと我々は理解している。明日は、また新たな1日で、この後に巻き返しをする。ただ(大谷には)脱帽だ。彼は良い投球をした」 今季アストロズから2桁奪三振をマークしたのは大谷とトロントのケビン・ガウスマンの2人だけだという。 「アストロズは彼に対して48スイングをして空振りは24度だった。コンタクトが素晴らしいアストロズ打線にとって、マイケル・ブラントリーやヨルダン・アルバレスを欠いたとしても、50%(の空振り率)は聞いたことがない。大谷の12奪三振のうち7つはスライダーによるものだった。ヒューストンは変化球に対して14度、空振りか打ち損じがあった」 同紙によると、ベイカー監督は、試合後に「私は相手に驚かされることはほとんどないし、それに慣れてもいない。我々は、彼を打ち負かすための手段を見出ださなければならない。我々は何度か打ち勝ってきているが、我々が勝つ以上に彼は我々を負かしている。この男は優れたものを持っている」と語り、お手上げの様子だったという。