出産したばかりの女児を放置し死亡させた罪 母親(39)に懲役3年の判決「速やかに119番通報していれば救命が可能であった」【岡山地裁】
昨年10月、岡山市中区の自宅で出産したばかりの女の子を放置し死亡させた罪に問われている母親の裁判員裁判で、岡山地裁は懲役3年の実刑判決を言い渡しました。 【写真を見る】出産したばかりの女児を放置し死亡させた罪 母親(39)に懲役3年の判決「速やかに119番通報していれば救命が可能であった」【岡山地裁】 判決を受けたのは、岡山市の無職・景山暢子被告です。起訴状などによりますと、景山被告は昨年10月、自宅で出産したばかりの女の子をそのまま放置し、低体温症または窒息で死亡させた罪に問われています。 これまでの裁判で検察側は動機について、「子どもを1人で育てる自信を失った」とした上で、「出産後すぐに適切な医療措置を受けさせていれば女児は救命できた」などと主張。これに対し弁護側は、死産であった可能性を指摘し情状酌量を求めていました。 きょうの判決公判で岡山地裁の本村曉宏裁判長は、 「司法解剖の結果などから女児は出生後十分に呼吸をしていたと認められる」 「速やかに119番通報していれば、女児の救命が可能であった」などとした上で、「被告が事態の重大性を理解し始めている」などとして、景山被告に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
RSK山陽放送
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