「激痛なのに爆売れ」の健康家電に「毎日使い」で大ヒットの美容グッズ…2024年ヒット大賞“ランクイン予測”【THE TIME,】
大ヒットした商品のウラには緻密なPR戦略がある!ということで、日本初の広告マーケティング専門誌・月刊『宣伝会議』編集長に、2024年のヒット大賞候補4つを選んでもらいました。 【写真を見る】「激痛なのに爆売れ」の健康家電に「毎日使い」で大ヒットの美容グッズ…2024年ヒット大賞“ランクイン予測”【THE TIME,】 ■タイパ時代の新・調味料 1つ目は、発売8か月で、売り上げなんと830万食以上!“会社史上初”のCMで勝負に出た「パスタキューブ」(味の素社)。 フライパンにパスタ・具材と一緒に入れて茹でるだけで本格パスタができちゃう、日本初のキューブタイプのパスタ調味料です。 月刊『宣伝会議』編集長 谷口 優さん: 「家で調理する食品の広告は“家族のシーン”を描くものが多いのですが、パスタキューブが面白いと思ったのは、男性2人が調理をするシーンを描いているところ。男性2人が出てくるのは、味の素さん史上初と聞きました」 CMに登場するのは人気ドラマの“仲良しコンビ”、俳優の山本耕史さんと磯村勇斗さん。 さらに谷口編集長は、2人が楽しそうに調理をして“食のエンターテインメント性”を伝えている点も、新発売の商品では珍しいと話します。 ■企業秘密の新成分で「くっつかない」 フライパン1つで調理が完了する“ワンパンブーム”も追い風となり大ヒットとなったパスタキューブ。開発のきっかけは、「夏にも鍋くらい手軽に簡単に、肉・野菜・炭水化物もとれるようなメニューが欲しい」という声だったといいます。 そこで、もともとあった「鍋キューブ」でパスタを作ってみましたが、茹でている時に麺同士がくっつくなど課題が噴出。新たに、パスタ専用キューブを開発したのです。 『味の素』コンシューマーフーズ事業部 長谷駿佑さん: 「麺をコーティングをして麺同士がくっつきにくくしたり、それによって食感を良くしたり、時間が経っても麺が伸びにくくなるような“企業秘密の成分”を入れています」 実はこの“新成分”は、リゾットにも相性ぴったりとのこと。 材料は、パスタをお米に変えるだけ。具材は冷蔵庫の余りものでOKです。