佐々木朗希、面談で球団に“事前リクエスト” 選手の同席は拒否…代理人が言及
ウルフ代理人がオンライン取材に応じた…20球団が接触
ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が30日(日本時間31日)、オンライン会見に応じた。佐々木の獲得に向けて20球団が興味を示していると語り、また佐々木サイドから球団に“事前リクエスト”したことも明かした。 【写真】大胆タンクトップが「美しい」 朗希と“比較”される剛腕のガールフレンドに反響 ウルフ氏は「ロウキは全てが公平に行われることをとても重要視してた。彼の決断、そしてチームの為だ。彼のリクエストによって、事前に決まっていたことが何個かあった」とし、「全ての球団が同じ時間で(面会を)行うこと。(具体的には)2時間を超えないこと。そして、全ての面会は私たちの事務所で行うこと」と、面談に先んじて“要望”があったことを明かした。 獲得を目指す球団はビデオやパワーポイントを使ったプレゼンテーションを作成しており、「動画に選手が1人か2人登場したことはあった」ものの「(面会に参加したのは)GM、GM補佐、監督投手コーチ、パフォーマンス担当やトレーニングスタッフだった」という。 また、渡米した佐々木と各球団との面談はワッサーマンの事務所で行い、すでにドジャースやヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツなど複数球団が面談したと報じられている。加えて、佐々木は事前リクエストで、球団にコミュニケーションのやり方と分析システムについての内容を求めたそうで、ウルフ氏は「彼は(各球団の)投手育成(システム)に強い関心を示していると思う」とその意図を汲んだ。 佐々木の獲得候補球団は大谷翔平&山本由伸両投手の所属するドジャース、ダルビッシュ有投手のパドレスなど、日本人が在籍しているチームが多い。しかし、「彼はチームに日本人選手が在籍していても、していなくても、あまり気にしていないようだった。私が過去に代理人を務めた日本人選手では、(日本人選手が在籍していたことが)問題だったことがあった。でも、それが議題に挙がることはなかった」と、日本人の有無は関係ないとした。 23歳の佐々木は現行の制度では、25歳未満の選手のためマイナー契約しか結ぶことができず、契約金も各球団に割り振られた国際ボーナスプールから捻出する必要があるため、資金力に劣る球団も獲得が可能。10日にロッテがポスティングシステムの申請が受理されたと発表されており、交渉期間は米東部時間10日午前8時(日本時間10日午後10時)~2025年1月23日午後5時(同24日午前7時)となっている。
Full-Count編集部