中村K太郎が変幻自在なコメント連発。最後は「サトシ、マルキーニョス、俺に負けてるぞ」【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の前々日インタビューが3月21日、大阪市内で行われた。 メインイベントでRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)とノンタイトル戦で対戦する中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)が変幻自在なコメントで報道陣を惑わせた。 中村は試合のテーマについて「勝って2回サトシとやらない。試合後も含めてのテーマ(笑)」と語る。カード発表会見では今回、中村が勝った場合にはダイレクトリマッチでタイトル戦という可能性も榊原信行CEOが示唆しており、勝った場合には当然、二度目の対戦でベルトを狙うものと思われていたのだが、この日は「勝って、1回でなんとかタイトルをもらうか、次はいきなりグスタボとやるとか。サトシに王座を返上してもらう。再戦をする場合はお金を上げてもらう」という難解なプランを口にした。 この1回しか戦わないというのは2回勝つことは難しいという意味ではなく「同じ相手と2回やるのが嫌だ、単純に。“サトシ2回やだ”ですね」との理由から。もっとも「負けた場合はやりたいと思うんじゃないですかね」と負けた場合はその限りではないようで、勝った場合は「勝ち逃げ」がモットー。サトシについては「2回やっても勝てるくらいの攻略法が見えている?」と問われると力強く「はい(笑)」との答えだった。
今回の試合に向けては「サブミッションの強さ、持っていく強さがあるので、エスケープの部分がプロの選手たちにもほぼ極められるような形までからスタートしてスパーして、そこから逃げられるようなスパーをしていた。カーライル選手がすごいエスケープがうまかったので参考にしたり。そこで削れてくれれば、さらにカーライル選手より追い込むようなシーンを作って勝ちたい」と語った。そのうえで理想の勝ち方としては「こんな感じで言ってるのがサトシに伝わって“打撃でもやってやるぞ”とサトシが思って、打撃でKOするのが一番いい。殴り合いも辞さないと思ったりもすると思う・・・どうなんだろう? うん、そういうシーンも作ってくると思うので、そういう時にしっかり自分が主導権を取って殴り倒せるのが一番いいかなっていう」とのらりくらり。 最後も「サトシ、マルキーニョス、俺に負けてるぞ」と呪いの言葉のように繰り返した。中村はかつてサトシの兄マルキーニョスに勝利を収めており、カード発表会見でもサトシにこの言葉を投げかけていた。