決勝ソロの福岡大大濠・松尾、8番にかける思い 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第7日の26日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、4年ぶり5回目出場の福岡大大濠が、初出場で21世紀枠の具志川商(沖縄)との九州勢対決を8-4で制してベスト8に進んだ。 【写真特集】激闘 福岡大大濠vs具志川商 ◇福岡大大濠・松尾光気選手 (延長十一回、決勝のソロ本塁打は)真っすぐの甘いところだけを狙っていた。結構いい感じで(バットに)当たった。毛利(海大投手)が一生懸命投げていたので1点入って良かったという気持ちだった。 (8番打者ながら1回戦でも活躍)中軸の人たちが還せなかったランナーを還すのが自分の役割だと思っている。その役割をしっかり全うできるようにやっている。(もっと上の打順で打ちたいという気持ちは)今はありません。(8番については)最初は悔しかったが、8番を打っていく中で、なんで監督が自分を8番に置いたのか考え始め、そういう(役割があるという)考えになった。(好調の要因は)自分は力が入ってしまうところがあるので意識して抜くようにしている。 ◇八木啓伸監督「盗塁阻止はビッグプレー」 (松尾光気選手は調子が良くてキーマンと言っていた。なぜ8番か)彼の持ち味が今日のホームランのようにああいう場面で出てくれたら非常に助かるので(8番を)打ってもらっている。5番の北嶋(瑞己選手)が調子よくなかったのでまた(打順を)考えたいと思うが、松尾には一番リラックスした状態で打ってもらいたい。 毛利(海大投手)は太ももがつりぎみになっていた。(毛利投手の先発は)九州大会で(具志川商と)やっていたので、毛利の方がバッターのイメージが立ちやすいし、機動力を使った野球をしてくると思っていたので対応力を考えた。 (取って取られての展開)競っていくのは想定していたので一つ一つ丁寧に1点ずつ、粘り負けしないようにしていこうと。(川上陸斗捕手が盗塁を三つ刺す)ビッグプレーだなと。非常にチームに勢いが付いたし、助かった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。