やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手10人。2部で「無双状態」の男たち
DF:住吉ジェラニレショーン(清水エスパルス) 生年月日:1997年10月5日 前所属クラブ:サンフレッチェ広島 2024リーグ戦成績:15試合2得点1アシスト 住吉ジェラニレショーンは、国士舘大学を卒業して2020年に水戸ホーリーホックでプロキャリアを始め、J2で1年半活躍し、2021シーズン途中にサンフレッチェ広島に加入した。しかし、分厚い選手層に阻まれてコンスタントにプレーする機会を得られず、今季は期限付き移籍で清水エスパルスに加わっている。 開幕から先発でピッチに立ってレギュラーに定着した住吉は、身長が182cmで、センターバックの選手としては長身というわけではないものの、84kgという体重からも分かるとおり、フィジカルが強く、デュエル勝利数はチーム1位、リーグ10位の63回を記録している。 本人にとってもファンにとっても、特に大きかったのは、第9節・ヴァンフォーレ甲府戦の活躍だろう。2試合白星がなかった清水は、この試合もなかなかゴールを奪えずに苦しんでいたが、後半アディショナルタイムに住吉が加入後初ゴールを決めて、チームに3試合ぶりの勝利をもたらした。 目に見える結果を残した住吉は、そこからさらに自信を深めたようで、攻撃のセットプレーで相手に与える圧力も日増しに向上している印象を受ける。26歳でとびきり若手というわけではないものの、J2にいったことを確かな成長につなげている選手と言えるだろう。
FW:南野遥海(栃木SC) 生年月日:2004年5月13日 前所属クラブ:ガンバ大阪 2024リーグ戦成績:16試合5得点1アシスト 南野遥海は、ガンバ大阪の育成組織で育ったFWで、トップチームに昇格した昨季はテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍で加入し、38試合に出場して10得点を記録した。そして、今季はJ2の栃木SCに期限付き移籍で加入している。 シーズン序盤はベンチスタートが多かった南野だが、第7節のV・ファーレン長崎戦ではPK失敗もあったものの、終盤に同点弾を挙げてJ2初得点を記録し、その後レギュラーに定着した。第10節の水戸ホーリーホック戦で1試合2得点を記録するなどして結果を残している。 決定力の高い左足のシュートを武器にゴールを量産している南野は、自らドリブルで仕掛けることもでき、栃木の攻撃をけん引する1人となっている。自身が前を向けないときはポストプレーも丁寧にこなせる万能タイプのアタッカーだ。 プロキャリア1年目から継続して出場していることが成長につながっている様子の南野は、今後の成長にますます期待が集まっている若手と言えるだろう。