やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手10人。2部で「無双状態」の男たち
FW:若月大和(レノファ山口FC) 生年月日:2002年1月18日 前所属クラブ:湘南ベルマーレ 2024リーグ戦成績:12試合3得点2アシスト 若月大和は、桐生第一高校在学中の2018年にU-17サッカー日本代表の一員としてFIFA U-17ワールドカップに出場し、2019年に湘南ベルマーレに特別指定選手として加入すると、翌2020年1月から2年間の期限付き移籍でスイスのシオンに加わった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームの活動が止まるなど、厳しいタイミングでの欧州挑戦はうまくいかず、2022年に湘南に復帰している。 日本で心機一転、キャリアを立て直したい若月だったが、湘南でもコンスタントな出場機会を得られず、2023シーズンはJ1で7試合出場無得点という結果に終わり、今季は完全移籍でレノファ山口FCに加入した。 若月は、今季開幕戦の横浜FC戦でいきなりゴールを決めて最高のスタートを切ると、その後しばらく得点から遠ざかった。レギュラーポジションをつかんでいたものの、第12節・鹿児島ユナイテッドFC戦と第13節・ベガルタ仙台戦で出番を与えられず、再びレギュラーポジションを失いかけていたようにも見えた。 それでも、第14節のモンテディオ山形戦では、1つのターニングポイントになったかもしれない。若月はこの一戦でPKを失敗し、チームにも不安の影を落としたが、直後のCKから自らゴールを決め、自らの悪い流れを断ちきるとともに、チームの勝利に貢献した。第16節・藤枝MYFC戦でもゴールを決めており、調子は上がっていると言えそうだ。 周囲が期待したような順風満帆のキャリアではないものの、まだ22歳の若月には、これから多くのチャンスが待っているはずだ。
MF:相良竜之介(ベガルタ仙台) 生年月日:2002年8月17日 前所属クラブ:サガン鳥栖 2024リーグ戦成績:15試合5得点3アシスト 相良竜之介は、サガン鳥栖の下部組織で育ち、2021年にトップ昇格を果たしたが、定位置確保に苦しんだ。昨季途中に期限付き移籍でベガルタ仙台に加わると、今季は完全移籍に切り替わってJ2でプレーしている。 今季の仙台の攻撃は、相良頼みと言っても過言ではないほど、相良が中心となっている。得意のドリブルはリーグで7位の51回でもちろんチームトップの数字。5得点も3アシストもチームトップで、クロス数はチーム2位の37回と、攻撃のあらゆる役割をこなしている。 第2節の横浜FC戦では、相手のタイミングをうまく外してコースに流し込んで決勝点を決めるなど、1得点1アシストで逆転勝利に貢献した。水戸ホーリーホック戦ではループシュートを決め、モンテディオ山形戦では強烈なミドルシュートを叩き込み、多彩なフィニッシュでゴールを量産している。 仙台は第16節を終えた時点の総得点が19得点で、上位陣の中で攻撃力に問題を抱えている。仙台が上位争いにいられるのは、相良の個の力があってこそと言えるはずだ。