小倉でもうひと押しを狙うテーオーダグラス

今週、九州競馬記者クラブ・小倉ターフ賞を受賞させていただきました！小倉はデビューしたところで、すごく思い入れのある場所です。その思い入れのある場所で100勝させていただいて、このような賞にも選んでいただいたことに感謝したいです。 ――まなみ騎手も好きな競馬場とおっしゃる小倉開催は、残念ながら今年は今週限りで終了となります。また来年、小倉のファンの前で活躍する姿を見せたいところですね。 好きな競馬場なので、更に上手くなって小倉に帰ってこれるように頑張りたいです！ ――今年最後の小倉開催では土曜8頭、日曜9頭の計17頭に騎乗されます。いつものように実戦、追い切りで騎乗経験のある馬について伺いますが、まずは前走に続いて騎乗される土曜3R・3歳未勝利のルージュチルル、こちらは今回は200m距離を短縮し、ダート1000mとなりますね。 前回私が乗せていただいた時はスタートの際にゲートの後ろ扉にモタれるような形になってしまい、この馬のいいスピードを引き出すことができませんでした。ゲートは元々速い子ですし、積極的な競馬ができればもう少しやれていい子だと思います。 ――今週坂路で最終追い切りに騎乗された5R・2歳新馬のゼンダンスバシリの感触はいかがでしたか？ 1頭で調教できるくらい指示に従順な子です。担当の方からは「切れる脚はないかも」と言われていましたが、追い切りではスッと反応してくれましたし、折り合いも問題なさそうでした。ちょっとイレ込みやすそうなところはあったので、そこに気を付けて競馬の流れに乗っていきたいです。 ――7R・3歳上1勝クラスのウインリュクスは先週からの連闘となります。先ほど触れていただきましたが、やはり前に行けるかどうかがポイントでしょうか。 そうですね、どこからでも競馬できる子だとは思いますが、ある程度のポジションを取って脚を使う競馬がしたいです。 ――続く8R・3歳上1勝クラスは自厩舎のオールスティールと4戦ぶりにコンビを組まれます。前走から一気に700m距離を延ばして1700mとなる点がポイントになりそうですね。 福島の1150mで3着には来てくれましたが、砂を被ると嫌がって本来の力が出せないということで、テンのスピードはある子なので距離延長してスムーズな競馬ができればもっとやれていい子だと思います。 ――以前乗られた時には少し怖がりな子とおっしゃっていました。希望としては外枠になりますか？ 距離も延びますし、元々ゲートが速い子なので枠はどこでもいいかなとは思っています！ ――夏の小倉の名物レース、9Rの九州産馬限定オープン・ひまわり賞は、まなみ騎手を背に新馬戦を制したケイテンアイジンと挑まれますね。 ケイテンのデビュー戦は調教に乗せていただいた通り促しながらの追走でした。今回も調教に乗ってくださっているスタッフさんのお話を伺う限り、まだ自分からと動くというより促しながら動く感じのようですが、一度使った上積みはあると思いますし、もう少し流れに乗っていければ理想的です。 ――日曜に話を移して、1R・2歳未勝利は話題のマナミンに3度目の騎乗となります。前走は1800mに距離延長して一変の2着、今回は楽しみな一戦となりますね。 そうですね、前走ガラっと変わって頑張ってくれましたし、先週日曜の競馬前に調教に乗せていただきましたが、すごく落ち着いていました。トレセンより落ち着いていたくらいで、小倉にも慣れてくれたのかなと思います。最近ゲートに入るまでイレ込むところが出てきたので、そこだけ気を付けたいです。 ――この中間は小倉に滞在しているマナミンですが、最終追い切りは高橋康之先生自ら小倉に出向いて騎乗されたのですね。 そうなんです、先生は今週ずっと小倉で乗ってくださってるんです。 ――続く2R・3歳未勝利の自厩舎、エガオニナッテは外枠から苦しい形になってしまった前走に続き、2度目の騎乗となります。 ゲートの中でちょっとゴソゴソしてしまうところがある子なのですが、力はある子なのでタイミング良くゲートを出してあげられればもっとやれると思います。ゲート第一で、気を付けたいです。 ――マナミン→エガオニナッテという午前の流れはちょっと文章っぽい流れで気になりました。 そうですね(笑)。笑顔になれるよう頑張ります！ ――先ほども触れた3R・3歳未勝利のペプチドセーヌはこれがダート2戦目、なんとか初勝利を目指したい一戦となります。 本当にすごく従順で可愛らしい子でしたし、先週は初ダートでもひるまず走ってくれました。追い出しが遅れる形になってしまったので、スムーズな競馬をしてあげられれば勝ち負けまで持っていけると思っています。 ――3戦連続の騎乗となる7R・3歳上1勝クラスのテーオーダグラスは今週CWコースでの最終追い切りに騎乗されたようですね。 調教では少し暑さが応えたようなところはありましたが、それでもラスト1F11.2と動けていました。ここまで崩れず近走も2着、2着と頑張ってくれているので、しっかり勝ち切って夏休みを作ってあげたいです。 ――今回は小回り芝1800m、これまでのまなみ騎手のテーオーダグラス評を伺う限り、なかなかいい舞台設定のように感じます。 そうですね、舞台設定は合っていると思います！頑張ります。 ――今週末最後の騎乗となる12R・3歳上1勝クラスの自厩舎セブンスストリートは4回連続の騎乗となります。前走後「1700mのほうがよりいいと思います」とおっしゃっていたのが印象的です。 小回りのほうが合っていると思います。ゲートで伸び上がるというか、頭を上げるように出てしまうところがあるので、私もうまくゲートを出してあげて、競馬の流れに乗せていきたいです。前走は私もうまく乗り切れなかったところがあるので、しっかり修正して頑張りたいですね。力はある子です。 ――前走は濡れたダートを被って嫌がったとのことでしたが、そうなると今回は外枠希望というところでしょうか？ そうですね…ただこれまではそこまで砂を嫌がるところはなかったのですが、前走はたまたますごく顔に砂が当たってしまって。今回は気分を害さないよう乗りたいです。