日本ハムのドラ6・山城は舜平大と同級生「明るさやったら負けない(笑)」最速154キロの抑え候補 武器は「ピンチの場面でも物おじしないピッチングスタイル」
日本ハムからドラフト6位で指名された山城航太郎投手(法大)が31日、神奈川県川崎市の同大学施設で大渕スカウト部長、高橋スカウトから指名挨拶を受けた。 【写真】オリックスでイチローと活躍した法政・大島監督 にこやかな表情は現役時代と変わらず 「ピンチの場面でも物おじしないピッチングスタイル。自分の中で闘志を燃やして、絶対に抑えてやるという強い気持ちを、投球に表すところ」と自身のアピールポイントを挙げた。「最終的には九回を任されるピッチャーになりたいです」と語り、「舜平大も新人王を取ったので、自分も取りたいです」と目標を掲げた。 オリックス・山下舜平大とは中学時代から親交があり、ライバルチームとして何度も投げ合った。「結構自分が勝ってました」と当時を振り返って笑う。後に共に福岡大大濠高に進学。3年間を共有した。4年前のドラフトは「舜平大が指名された瞬間は鮮明に覚えていて、嬉しい気持ちと、自分が行けなかったっていう悔しい気持ちもあったので、その時本当に4年後同じ舞台に行きたいと思っていた」と明かす。 高3時は投手兼野手だったが、法大入学後は投手1本に絞った。スランプを経て大学3年でデビュー。高校時代の149キロから154キロを投げるまでに成長。この夏にフォークとスライダーを磨いて三振の獲れる投手となった。大渕スカウト部長は「身体能力はもともと高い。秋にまとまりが出て右肩上がりの雰囲気。ファイターズも試合の後半の投手陣を分厚くしたい。山城君が欲しいと思った」と指名に至った経緯を明かした。 ドラフトを終えて山城は山下からLINEで「おめでとう。エスコンめっちゃいいやん」と届いたことを明かす。山下より秀でている部分を問われると「明るさやったら負けないと思います」と苦笑い。「やっと同じスタートラインに立てたので、ここからも切磋琢磨(せっさたくま)できる関係になりたい」と先を行く同級生と、再び同じ土俵で勝負する。