2024年のマンション市場は湾岸がアツい? 新築・中古マンションの最新市況を不動産アナリストが解説!【2024年2月版】
「徳川山」と称された歴史あるエリアに「リジェ代々木上原テラス」誕生
次に今月の注目マンション 「リジェ代々木上原テラス」を紹介する。 「リジェ代々木上原」は、小田急小田原線・東京メトロ千代田線代の々木上原駅から徒歩5分の、かつて徳川家が所有し「徳川山」と称された歴史あるエリアに建つ総戸数12戸の高級レジデンスだ。 「リジェ」は、大京が提供する分譲マンションブランドの中で最上位のブランドとして、立地を限定し最高水準のグレードを目指したシリーズ。本物件は、首都圏において21年ぶりの分譲となる。 敷地は、標高40.2mの高台の「第一種低層住居専用地域」に位置し、敷地の西側が低いため、閑静な住宅街を見渡す眺望や豊かな光と風を感じる開放感を享受できる。 敷地面積は、1,100㎡超もあり建物は、別荘のようなたたずまい。大きな開口部、ゆとりあるバルコニー、一部のルーフバルコニーにグリーンを施し、自然との調和をはかっている。 全戸玄関扉の横に各住戸専用の宅配ボックス「ライオンズスマートボックス」を導入している。駐車場は全12戸に対し、18台分の区画を確保し(設置率150%)、水平循環式の屋内地下機械式駐車場とすることで、風雨の影響を受けにくく、防犯性にも配慮。ハイルーフ車や電気自動車(EV)など多様な車種に対応している。 間取りは、全てタイプが異なる2LDK・3LDK(85.85㎡~214.37㎡)の12戸。リビングなど居室の天井高は2.65m超、サッシ高は約2.18mの広々とした空間設計を取り入れている。 高さ規制の厳しい第一種低層住居専用地域のマンションでは、実現しにくいゆとりがあるのが特徴だ。戸数規模を抑えたことで、住戸のプランニングにも無理がなく、各住戸の独立性も高い。1000㎡の敷地を有するのに、総戸数12戸と戸数規模を抑えたプランニングの成果と言えるだろう。 標準で海外製食洗機や大判タイル張りのバスルームを採用するなど、ハイグレードな設備仕様も魅力。建物は、断熱性能を高め、省エネを実現する「ZEH-M Oriented」仕様を採用し「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」による第三者認証を取得している。 既に一部の住戸が分譲済みで売れ行きは好調。戸数規模が小さく駐車場が150%という点も、高く評価されている。好調な売れ行きは、丁寧なプランニングの成果といえるだろう。 世界的な株高傾向もあり、富裕層の購買意欲は旺盛だ。「リジェ代々木上原テラス」のようなブランド立地の供給は限られており、こうしたプロジェクトは今後も注目を集めそうだ。
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