ESDまであと20日、テレビ塔ほか名古屋各地でPR
名古屋市で11月10~12日にて開催される「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」の開催まで20日あまりとなった。県などで構成される実行委員会は、名古屋市の街や主要施設でESDの周知を加速。名古屋テレビ塔で11月13日までESDイルミネーションを実施するなど、道行く人の注目を集める企画が各地で行われている。 ESDは「Education for Sustainable Development」の略称。「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」と訳され、環境や貧困などの問題に身近な立場から取り組める人材の育成を目指すものだ。2005年から今年までを「国連ESDの10年」と定められており、ESDユネスコ世界会議はその10年を締めくくる行事。3日間の会期中に各国の政府関係者ら数千人が集まり、10年の取り組みの成果などについて議論する。 名古屋テレビ塔では南側に設置されているLED壁面照明を利用し、「ESD」のロゴマークが映る5パターンのイルミネーションを実施。栄に訪れた人らに対し、ESD世界会議開催をPRする。名古屋テレビ塔の広報担当者は「イルミネーションを見た人から、『ESDって何ですか?』との問い合わせもありました。中には観光で東京から来たという人からも。そういった意味では、県外の人への周知に役立っているのでは」と反響を話した。 名駅前の大名古屋ビルの工事用フェンスでも、テレビ塔と同様の期間でESD開催をPRしている。ESDあいち・なごや広報大使であるSKE48のメンバー7人による、巨大壁面広告を掲示。これは5月に実施したPRの第二弾企画となり、前回よりメンバーの着ている衣装が変わるなどデザインは刷新した。 その他、中部国際空港セントレアや会場となる名古屋国際会議場周辺などでも、バナー掲示や横断幕を設置。ESDユネスコ世界会議の周知を推し進めるだけではなく、会議参加者に対する歓迎ムードの創出も図る。