ミカンコミバエ 今年度は9市町村で昨年度上回る50匹確認
果実などを腐らせる害虫のミカンコミバエが5日、奄美大島と徳之島で4匹見つかり、今年度、鹿児島県全体で確認されたのは昨年度を大きく上回る50匹になりました。 ミカンコミバエは体長7ミリほどのハエの一種で、幼虫が果実に寄生すると腐る被害が出ます。 県によりますと、奄美大島と徳之島に設置した調査用のわなに、今月5日、オスの成虫4匹がかかっているのが見つかりました。 今回の4匹を含め、県内では今年度、9つの市町村であわせて50匹が確認されていて、昨年度の18匹を大きく上回っています。 門司植物防疫所は「ミカンコミバエが生息している東南アジアや台湾から日本に吹く風の影響で、飛来する回数が増えたのではないか」とみています。
南日本放送