カルビー、北海道最大規模のじゃがいも貯蔵施設を運営 温暖化対策で冷蔵設備導入
「やはりバラ(での入荷)を増やしていかないといけない。生産者の方も働き方が必要で、畑での労働時間を少なくするには一気に収穫して一気に貯蔵するという意味では、バラは本当に時短につながる」との考えを明らかにする。 選別システムはバラでの入荷に対応。1日300トン程度の処理能力を持ち、間に25トンの収納能力を持つホッパーを導入したことでトラックのピストン輸送にを可能にしている。
自動的に土塊や根などが取り除かれ、小玉じゃがいもと製品用じゃがいもを分別される。なお、小玉じゃがいもは澱粉やコロッケ用などに活用される。 杉浦大斗(ひろと)幕別支所支所長は「最後は人の目で確認している。受け入れピークは9月中旬。1日に100台程度のトラックが入ってくる」と述べる。 貯蔵施設には来年の分まで貯蔵し、ここから各務原(かがみはら)工場(岐阜県)と湖南工場(滋賀県)に運ばれ主に「カルビーポテトチップス」や「じゃがりこ」の原料に使用される。