【エプソムC展望】昨年セントライト記念覇者レーベンスティール巻き返しへ
「エプソムC・G3」(9日、東京) G1の合間の重賞だけに顔ぶれは小粒になりがちだったが、15年Vのエイシンヒカリは海外G1・2勝、2着のサトノアラジンも17年の安田記念を制覇。昨年VのジャスティンカフェもマイルCSで3着に入るなど、活躍馬が出てきた。 新潟大賞典は末脚不発で11着と大敗したレーベンスティール。レース前のイレ込みが激しかった上、スタート後にトモを落とすなど、スムーズさを欠いて力を発揮できなかった。香港ヴァーズ8着に続いて2戦連続で人気を裏切る形となったが、昨年のセントライト記念での勝ちっぷりはG1級。V実績のある東京で見直す。 谷川岳Sで2着に好走したトゥデイイズザデイ。1週前追い切りは、栗東坂路の併せ馬で4F53秒2-12秒3をマークして0秒4先着。状態はさらに上向きだ。2歳時から陣営の期待は大きかったが、素質に馬体面が追いついてきた。 昨年の大阪杯9着後に屈腱炎を発症し、休養に入っていたヴェルトライゼンデが復帰する。1週前追い切りは、栗東坂路の併せ馬で4F51秒3-12秒3を計時。力強い脚さばきで併入して、上々の仕上がり。重賞2勝を挙げ、21年ダービー、22年ジャパンCで3着と実力は誰もが認めるところだ。 都大路S2着から重賞獲りを狙うアルナシームやヴィクトリアMで5着に奮闘したルージュリナージュもタイトルを狙う。