トヨタ「RAV4」初登場。都会派クロスオーバーSUVのハシリは176.9万円~で大ヒット【今日は何の日?5月10日】
●その後も堅調な販売を続け、特に海外で人気モデルに
その後、2代目は海外市場からの要望に応えて3ナンバーボディに大型化し、3代目は新プラットフォームを採用しさらに大型化した。その背景には、人気のRAV4も2000年を迎える頃には国内での人気に陰りが見え始め、一方で海外、特に米国では人気となったため海外を重視したクルマづくりが必要だったのだ。 海外志向によるボディの大型化で国内の販売が落ち込んだRAV4は、ついに4代目(2013年~)の国内投入が見送られた。しかし、2015年以降に日本でクロスオーバーSUVの人気が高まったため、5代目は再び2019年から国内での販売を始め、ハイブリッドとPHVを加えて、現在は堅調な販売を続けている。 ・・・・・・・・・ RAV4の功績は、オフロード走行が好きな人だけでなく、そのお洒落なスタイリングや都会的な雰囲気により、誰でも乗れるSUVという新しいジャンルを開拓したことである。続いて、ホンダの「CR-V」や日産自動車「エクストレイル」などが追走し、都会派SUVが人気ジャンルとして確立されたのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純