給食用牛乳で「脱ストロー」 木更津市の公立小中学校、全30校で開始
木更津市は、プラスチックストローがない給食用牛乳パックを公立小中学校全30校で導入した。 市によると、プラスチックストロー廃止は、持続可能な開発目標(SDGs)に関連した取り組みとして学校教材でも取り上げられており、市と牛乳提供業者の間で環境負荷軽減に向けて合致した。5月に4校で先行導入し、児童生徒らに目的や効果を伝えながら担任や栄養士の十分な指導の下、全校での開始となった。 個別の事情でストローの使用を希望する児童生徒には、環境に配慮したバイオマス配合ストローを提供するなど、実状に応じて柔軟に対応しているという。 全校がストローレス化に取り組むと、年間で約220万本(約770キロ)のプラスチックごみを削減できる計算になる。 市学校給食課は「プラスチックごみの削減を毎日の給食で体験することにより、一人一人の日々の行動が大きな活動となることを学び、環境問題に対する意識の向上につながる」と期待している。