【見どころ解説】J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 東京ヤクルト(10/05)
今季最終戦。すでに2年ぶりBクラスが決まった広島だが、今季最終戦はカープ一筋13年の野村の引退試合となる。自身が持つ日本記録を更新する、デビュー登板から211試合連続先発で現役最終登板に花を添える。投球回は1イニングを予定する。16年のリーグ制覇から3連覇を支えた精密機械の最終登板を目に焼き付けたい。
今季の最終戦は別れだけでなく、新たな戦力の船出にもなりそうだ。野村の後を受けて登板するのは、ドラフト3位の滝田。さらにその後には同2位の高が登板する予定となっている。ともにプロ初登板となるマウンドで来季につながるものを手にしたい。
野手でも2年目の内田と、ドラフト4位の仲田が一軍に合流した。ともに三塁、一塁でスタメン出場が見込まれる。
引退試合は一時代の終わりを感じさせるが、今日は多くの若手の初出場の試合ともなる。フレッシュな若手中心に、勝利でチーム最年長投手を送り出したい。
文:前原淳
前原淳