DeNA、打線爆発でファイナルステージへ 戸柱が5打点「みんなでつなぐ持ち味出た」
DeNA10－3阪神（13日、セ・リーグCSファーストステージ） DeNAがシーズン3位から日本シリーズに駆け上がった2017年以来のファーストステージ突破。その立役者は当時を知る34歳の戸柱だった。1点を先制された直後の二回無死満塁から走者一掃の逆転二塁打。1ボールからの直球を仕留め「積極的に打ちにいった。いい結果になってよかった」と話した。 【写真】DeNAにアクシデント 宮崎敏郎が右脚ひきずり自力で歩けず背負われてベンチへ 同じく7年前を戦った宮崎、桑原が連打。森敬が続いてつくってくれたチャンス。「みんなでつなぐ、うちの持ち味が出た」。七回にも2点二塁打を放って5打点。シーズン通しての4打点を1試合で上回った。 リーグ優勝の巨人が待つファイナルステージには不安もある。エースの東が12日の試合で左太もも裏を痛めて登録抹消。この日も宮崎が右足がつって途中交代し、状態が心配される。 しかし、戸柱は「カバーできるメンバーで戦っていく」と強調する。自身も今季は若手の山本の台頭で出場機会を減らした。その山本が故障で離脱した後は、代わりにいぶし銀の働きを見せているからだ。三浦監督は「ベンチはいい雰囲気。2試合で終わったのはよかった」。阪神をたたいた勢いのまま、敵地の東京ドームに乗り込む。（鮫島敬三）
