「これがXGのやり方です」――K-POPでもJ-POPでもない「X-POP」、日本人7人組が世界のZ世代に人気の理由
「世界中でムーブメントを起こしているK-POPのシステムを採用したという感じですね。韓国でダンスや歌を一から学んだことが、XGにとってすごくいい経験になっています」(JURIN) 「ボーカルもダンスも基礎から徹底して学びました。たとえばリップロール(唇に息を当て、プルプルとふるわせながら行う発声トレーニング)だけでレッスンが終わることもありました」(CHISA) 「私はボーカルの面で不足している部分がたくさんあって。壁にぶつかることも多かったですが、SIMONさんからのアドバイスやメンバーからの刺激を受けながら、少しずつレベルアップできたと思います」(HINATA)
さらに韓国語、英語のトレーニングも行われるなど、当初から海外での活動を視野に入れたプログラムも。脱落の不安を抱えながらの合宿生活の過酷さは、デビューまでの軌跡をたどったドキュメンタリーシリーズ「XTRA XTRA」からも伝わってくる。 「特に私(MAYA)とCHISA、JURIAは脱落の一歩手前の状況だったんです。“まだ日本に帰りたくない”“絶対に諦めない”という気持ちがすごくあったし、とにかく目の前のことに集中して、必死にがんばってましたね」(MAYA) 「一緒にがんばってきた練習生の子たちが脱落して、お別れしなくちゃいけないときはすごくつらかったです。そういうときも前向きに考えて、“お互いを信じて進んでいこう”と思うようにしていました」(JURIA) 「ボーカルやパフォーマンスはもちろん、一人の人間としてすごく成長できたと思います。あとはチームワーク。同じ夢に向かって進んでいる仲間として、お互いを分かり合えて、一つになれたことが一番大きいのかなって」(COCONA) 「みんなでよく言ってるのは“乗り越えられない壁はない”という言葉。きついときほどポジティブになって、“どんな壁でもかかってこい!”という気持ちでいます」(HARVEY)