<センバツ・夢へ続け!>柴田 選手紹介/5 /宮城
◇内野の全てを守る 佐藤永遠一塁手(2年) 昨夏に新チームが結成された直後、練習に遅刻したため、練習試合に約2週間出してもらえなかった。その間、ひたすらティーバッティングを繰り返し、ようやく出られた練習試合で勝利に貢献。秋の大会には、ぎりぎりでベンチ入りした。 県大会では、相手打線の攻撃を抑えてベンチに戻った主戦投手の谷木(2年)にさっと水筒を手渡し、感謝されたという。内野はどこでも守れる器用な選手。「エラーしないように頑張りたい」 ◇走攻守、先輩手本に 佐藤琳空二塁手(1年) 昨秋の公式戦は2試合に出場。東北大会決勝の仙台育英戦では九回に代打で出場したが、あえなく三振に終わり、力不足を痛感した。その後は、同じ守備位置で、チーム一の打率を誇る沼田(2年)をお手本として、「走攻守全てをまねよう」と、貪欲に練習に励む。 青森県八戸市出身。小学生のころのチームメート、八戸西(青森)のエース福島(同)と甲子園で再会するのが楽しみだ。好きな言葉は、「目標がその日その日を支配する」。 ◇笑顔でチーム鼓舞 市川爽三塁手(2年) 自他共に認めるチーム一のムードメーカーだ。試合前は円陣の中心に立ち、「邪念はじゃーねー」などと面白い言葉を叫ぶのが恒例の光景となっている。選手がリラックスして、試合に臨めるように心掛けている。 好きな言葉は「常に笑え」。昨秋の大会は出番が無かったが、いつもベンチから声を張り上げ選手を鼓舞した。センバツに向けて「ずっと声を出す自信がある。チームを盛り上げたいし、もちろん試合にも出たい」。=つづく