ルイス・クーやレイモンド・ラムが九龍城砦を語る「トワイライト・ウォリアーズ」新映像
香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」より、キャストのルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、監督のソイ・チェンのインタビューを収めたメイキング映像がYouTubeで公開された。 【動画】「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」監督・キャストインタビュー映像 1980年代の香港を舞台とした本作。密入国した若者・陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会のルールを拒み組織に目を付けられる。追い詰められたチャンが逃げ込んだ先は九龍城砦。彼はここで仲間と出会い、命を懸けた戦いに挑んでいく。 現在の香港・九龍城地区に作られ、1993年に解体された城塞・九龍城砦。歴史に翻弄され、いつしかどこの国の法も及ばない不管理地帯となった同地には、密入国者、移民が大量に住みつくようになり、スラム街を形成した。人口密度は約190万人/km2と世界でもっとも高い地区で、畳1枚に3人が住んでいるという異常な場所に。また住民たちは増築に増築を重ね、違法建築が横行。犯罪も多数発生したため、この地域を知っている者は決して近寄ろうとしなかったという。 しかしインタビュー映像の中でソイ・チェンは「この作品を作った動機は城砦へのイメージを変えたいと考えたこと。売春・賭け事・薬物の無法地帯と言われるが、80年代はそうじゃなかった。大工場のようで人々の暮らす場所だった」と述懐。陳洛軍を演じたレイモンド・ラムは「外の人間は城砦の表面しか知らない。九龍城砦の入り口には境界線があると思ってる」と語った。 九龍城砦には住民から自警団が生まれ、治安を維持していたという。九龍城砦を守る信一(ソンヤッ)役のテレンス・ラウは「城砦の匂いこそがその人の立場だ。出自を示している」と述べ、九龍城砦を取り仕切るボス・龍捲風(ロン・ギュンフォン)役を務めたルイス・クーは「その後、どこで生きていこうとも記憶は永遠に変わらない」とコメントしている。 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は1月17日より東京・新宿バルト9ほか全国で公開。 (c)2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.