サッカーコラム 森保ジャパンと対戦のインドネシア代表が代表メンバー発表 CL16強経験の帰化選手はリスト外
【No Ball、No Life】15日のW杯アジア最終予選第5戦で日本と対戦するインドネシアが2日に代表メンバー27人を発表した。27人中16人が海外リーグ所属の選手となっている。 【写真】なでしこジャパン・内田篤人コーチ、選手とランニングなどで汗 ノリさん「選手との接し方も自然体」 日本でのプレー経験がある選手もメンバー入りした。DFアルハン(水原)は、2022年から23年に当時J2だった東京Vに所属。リーグ戦への出場は2年間で2試合だったが、今年1月のアジア杯で日本と対戦した際にも繰り出したロングスローが得意な選手だ。 また、今年3月から7月まで期限付き移籍でC大阪でプレーしたオランダ出身のDFハブナー(ウルバーハンプトン)は187センチの長身が武器のセンターバックだ。近年、旧宗主国のオランダを中心に欧州各国から自国にルーツを持つ帰化選手を代表に招集して強化を図っており、ハブナーは21年から23年までU-20オランダ代表に招集されていた経験も持つ。 一方で、さらに強力な帰化選手の合流は回避された。インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は自身のインスタグラムでオランダ出身のDFダイクス(コペンハーゲン)の帰化を発表。昨季、欧州CLで16強に進出した経験を持つ28歳で今月から代表入りする可能性もあったが、リストに名前はなかった。現地報道によると帰化手続きに時間を要しているようで、来年3月から代表に合流することになりそうだ。 インドネシアは1月のアジア杯では同国史上初の16強入り。またパリ五輪の出場権が懸かっていた5月のU-23アジア杯でも本戦出場は逃したものの4位に入り、大陸間プレーオフまで進んだ。少しの誤算はあったが帰化選手と自国の若手有望株を融合させて力を付けている東南アジアの新興国は日本を相手にどんなサッカーを繰り広げるだろうか。(山下幸志朗)