大谷翔平、27号2ラン含む猛打賞&米通算500打点到達 ドジャースは9回二死から逆転サヨナラ勝ち
○ ドジャース 6x - 5 ダイヤモンドバックス ● <現地時間7月2日 ドジャー・スタジアム> ドジャースの大谷翔平選手(29)が2日(日本時間3日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でフル出場。27号2ランを含む3安打2打点をマークし、メジャー通算500打点をクリアした。チームは1点を追う9回裏に二死無走者から逆転サヨナラ勝ち。劇的勝利で貯金は再び「20」となった。 初回の第1打席は相手の先発左腕・マンティプライと対戦。カウント1-1後の内角ツーシームを逆方向へ弾き返した打球は、左翼線を襲う飛球となった。左翼手のグリエルは打球に追いついたようにも見えたがスライディングキャッチに失敗。大谷は捕球されると思ったのかゆっくり一塁へ向かっていたが、グラブからこぼれたボールに気付き慌てて二塁ベースに向かった。記録は二塁打となり2試合ぶりの安打をマーク。その後、4番テオスカー・ヘルナンデスの適時二塁打で先制ホームを踏んだ。 再びイニング先頭だった3回の第2打席は、2番手右腕のネルソンと対戦。4球目の自打球が右足甲を直撃し思わず声を張り上げ苦悶の表情を見せたが、大事には至らずこの打席は空振り三振に倒れた。再びネルソンと対戦した5回の第3打席は、一死一塁で中前打。5試合ぶりのマルチ安打をマークした。 観客を熱狂させたのは1点を追う7回の第4打席。無死一塁で3番手右腕・マルティネスの2球目スライダーを完璧に捉えた打球は、速度112マイル(約180キロ)、飛距離433フィート(約132メートル)で右中間席に着弾する逆転2ランとなった。 打った瞬間“確信歩き”のリーグトップを独走する27号。これでメジャー通算501打点目とし、イチロー氏(通算780打点)と松井秀喜氏(同760打点)に次ぐ、日本人3人目のメジャー通算500打点に到達した。 再び1点を追う9回の第5打席は、三塁打が出ればサイクル安打達成となる状況で抑え右腕・シーウォルドの前に空振り三振。7月初戦は5打数3安打2打点の打撃結果で打率は.320、OPSは1.048となった。 ドジャースは1点を追う9回裏、大谷が空振り三振に倒れ二死無走者と追い込まれたものの、続く2番・スミスが中堅フェンス直撃の二塁打を放ったあと、3番・フリーマンが右中間突破の適時二塁打を放ち同点。さらに、続くテオスカー・ヘルナンデスの左前適時打でサヨナラ勝ちし、日本文化を広める「ジャパン・ヘリテージ・ナイト」として開催された試合を劇的勝利で飾った。
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