ホンダが「すごいSUV」実車展示! まもなく登場! 全長4.8mボディ&斬新機能採用!? 24年夏発売で反響多い「CR-V」どんな人が買う?
電動モーターの性能は、最高出力174馬力・最大トルク229lb.-ft(31.6kgm)となっています(北米仕様値、日本仕様未公表) FC(燃料電池)システムは米GM(ゼネラル・モータース)と共同開発したものを採用。従来よりも生産コストを3分の1に抑え、耐久性を2倍に向上させながら、耐寒性能も高めているとのこと。 そしてこれらのパワーユニットはコンパクトに一体化し、軽量化も実現。車体のベースはCR-Vの既存品を使用しコストを低減したうえ、衝突安全性能も向上できたようです。 ちなみにFCEVは水素を補充して走りますが、CR-Vは一般的なEVと同様に充電・給電機能も備えているのが大きな特徴です。 充電プラグは「SAE J1772」の普通タイプ。そのポートにAC車外給電用「パワーサプライコネクタ」を接続することで、外部への給電も可能になります。 水素スタンドは全国にまだまだ少ないため、普通充電機能を持たせることで走行不能になるリスクを減らし、緊急時には走るバッテリーとして活用できるということです。 なお2024年5月16日から22日まで「Hondaウエルカムプラザ青山」(港区南青山)にて実車も展示されていました。 そんな「CR-V e:FCEV」に対してはSNS上でも反響があります。 「プラグイン充電機能は水欠したときに役立つと思う」「プラグイン充電機能はかなりの強み」「今回はSUVだから売れそう」「7人乗りバージョンもつくってほしい」「ICE車よりも一段とカッコイイ」 このような肯定的なコメントが多くみられます。 一方、「水素ステーションがまだまだ少ないのでホンダの販売店にステーションを作ってほしい」「日本ではe:HEVも展開してほしい」「町中で普通に水素が充填できるようになれば買う」 といったコメントも見られました。日本の水素インフラはまだまだ発展途上。CR-V e:FCEVの今後の行方も、インフラ整備にかかっているといえます。 ※ ※ ※ ホンダが手がける燃料電池車としてはCR-Vが2代目となります。 初代は「クラリティ FUELL CELL」で、2016年に発売されました(2021年生産終了)。 クラリティはリースでの取り扱いのみで、自治体や企業を主な顧客としていました。 後に個人向けリースも開始しましたが、所有への敷居は高いものとなりました。 CR-Vの販売方式は明言されていませんが、首都圏の販売店によれば「現在ではFCEVということもあり、法人様からの問合せが多い」と言います。 果たして、正式発売された際にはどのようなユーザーが興味を示すのか、注目です。
Peacock Blue K.K.