キー・ホイ・クァン、新作アクションスリラー「Fairytale in New York」に主演
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンが、新作アクションスリラー「Fairytale in New York(原題)」に主演することがわかった。 米ハリウッド・レポーターによれば、本作は第二次世界大戦末期のフィンランドを舞台に不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた「SISU シス 不死身の男」のヤルマリ・ヘランダーが監督。「ブラックアダム」「レッド・ノーティス」「ジャングル・クルーズ」のボー・フリンがプロデュースする。 新作「Fairytale in New York(原題)」は、クリスマスイブにニューヨークのタクシー運転手(クァン)が、離れて暮らす息子と会うことを楽しみにしながら最後の客を乗せていたところギャングと口論になり、息子の大事なクリスマスプレゼントを取り返すため執拗な追跡を開始するというストーリー。脚本は「モーリタニアン 黒塗りの記録」「ブラックアダム」のローリー・ヘインズ&ソフラブ・ノシルバニが執筆した。 主演のクァンは、1984年に「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で12歳で映画デビュー。翌年の「グーニーズ」でも人気子役として活躍したものの、ハリウッドにおけるアジア系俳優の需要が少ないことから約30年にわたり第一線から離れ、その間に「X-MEN」(2000)やその他作品でスタントコーディネーターを務めた末、2022年の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で華々しい復帰を果たした。 オスカー受賞後、新作オファーが舞い込んでいるクァンは、「ジョン・ウィック」シリーズの87ノースが製作する新作アクション映画「Love Hurts(原題)」に主演しており、同作は2025年2月7日全米公開の予定。