中国、2042年までに最大の民間航空機市場になる見込み
【東方新報】欧州の航空機メーカー、エアバス(Airbus)は、中国が2042年までに北米と欧州を上回る世界最大の民間航空機サービス市場になる見込みで、その額は現在の3倍の540億ドル(約7兆7036億円)に達すると12日に発表した。 今年、中国の航空旅行市場は力強い回復を見せている。サービス推定額は前年比86パーセント増の186億ドル(約2兆6535億円)に達し、4100機以上の航空機の運航を支えることになるとエアバスは最新の予測で述べている。また、中国の航空旅行市場は、昨年末に新型コロナウイルス対応策を最適化して以来、着実に回復基調にある。2023年には、中国の航空旅客数は前年比138パーセント増の約6億人に達すると予測している。 エアバス・チャイナの顧客サービス戦略・開発・運営担当副社長の胡永東(Hu Yongdong)氏は、「中国は、より成熟した市場であるヨーロッパや北米を徐々に追い抜き、2042年までに最大のサービス市場になるだろう」と話した。 今後20年間で、中国は航空産業の成長を支えるために、18万6000人の技術者、13万9000人のパイロット、23万6000人の客室乗務員を含む、約56万1000人の累積労働力を必要とすると、報告書は述べている。 さらに、継続的な航空機の近代化の結果、中国では現在から2042年の間に2320機の航空機が退役すると予測している。これにより、古い航空機を再利用、修理、リサイクルする市場機会が拡大し、循環型経済への貢献が期待される。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。