毎月およそ[1万台]が売れ続けるあのクルマを大分析!! ええい、[トヨタ ルーミー]は化け物か!?
■編集長イイジマも改めて試乗「ブレーキが怖いけど……」
試乗車はNAで69ps。「大人5人のフル乗車じゃ走らないだろうなー」と思ってたら、不満のない加速を見せてくれました。もちろんキツめの上り坂だと苦しそうにエンジンが唸りを上げますが、ま、問題ないでしょう。 フル乗車で下りながら曲がるようなコーナーだと「ムリはしないほうがいいかな」という雰囲気がクルマから伝わってきます。が、運転自体ムリな走りは禁物なんで、問題ないでしょう。
■副編集長ハヤシも改めて試乗「あれ、フル乗車で意外と走る?」
実はルーミー初試乗だったりするワタクシ。今回はNAということで、どんな非力さなのかとドキドキしながらハンドルを握ったわけですが、いや、思ったより出だしはいい。フル乗車で急傾斜の登坂では、床までペダルを踏む必要があるものの、街中だけなら必要十分かと。 ただ、ハンドルを切る時の中央不感帯が大きく、ツーテンポくらい車体が遅れて動くので、急な操作は要注意です。
■アシスタント・モチヅキが後席に試乗「『支持されること』も重要な性能では!?」
初めて乗りましたが、聞きしに勝る乗り心地でした。でも今さらハードウェアの仕上がりでルーミーを酷評するのはほぼ意味がないです。市場のニーズをタイミングよくつかむことは、走りのいいクルマを作るのと同じくらい重要だからです。それこそがルーミーの功績でしょう。 技術や機能だけでクルマの優劣は決まらない。クルマ作りの面白さを改めて考えさせられた一台でした。
■分析結果「確かに、よし悪しあれど、コレは売れるわ!」
販売台数トップの座をほぼ守り続けてきた(いろんな意味で)モンスターマシン、トヨタルーミー。デビル渡辺氏とエンジェル片岡氏と編集部員が試乗した結果、走りの面で不満は残るものの、足として使いやすい、運転しやすいクルマだという意見は、大筋一致した。 この使いやすさこそが、ルーミー最大の武器。あとは走りさえ変われば……。新型、大いに期待だね!