日産、大型SUV「パトロール」14年ぶりフルモデルチェンジ 11月から中東で発売 日本導入は未定
日産自動車は3日、大型SUV「パトロール」を14年ぶりに全面改良し、11月から中東で発売すると発表した。排気量3.5リットルV6ツインターボエンジンを新採用し、新世代のインフォテインメントシステム(IVI)や中東向けでは初となる「プロパイロット」などの装備も搭載した。兄弟車「アルマーダ」も米国で売り出す。過去に「サファリ」として販売していた日本を含め、その他の地域への展開は未定だ。 新型パトロールの詳細写真を見る 7代目となる新型はパワートレインを刷新し、従来のV8エンジン車と比べて最大出力を7%、最大トルクを25%高めた。最高出力は317キロワット(425馬力)、最大トルクは700ニュートンメートル。 IVIは14.3インチのディスプレイを採用するとともにグーグルのビルトインシステムを搭載したコネクテッドシステム「ニッサンコネクト2.0」を搭載した。プロパイロットのほか、車両の真下を透過して路面状況を確認できる「インビジブルフードビュー」も備える。乗員の体温を検知し、空調を最適化する機能もつけた。 日産車体九州(福岡県苅田町)で生産する。中東での価格は6万5千ドル(約950万円)から。