<Play・Hard>磐城 選手紹介/8 草野凌中堅手(2年) 攻めの打撃、突破口期待 /福島
粘り強い打撃と選球眼、そして50メートル6秒2の俊足を武器に、攻撃の突破口を開く役割が期待される。「しっかり当たれば長打も打てる自信はあるし、足でも稼ぐ。打席に立ったらどんな状況でも攻めるだけ」と話す。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 新チームになって以降、不調が続いた。昨秋の公式戦の打率は1割台。「元々調子に波があるタイプ。あの時はフォームが崩れていた」と振り返る。何度も動画を確認し、修正を重ねた。「調子が良い時は、ボールがよく見える。際どいコースでもしっかり待って見極められる」と1番打者での起用を希望している。 中学時代、2年の秋に野球部の主将になると、毎日自分で練習メニューを考えた。「9人集まるのもやっとの少人数チーム。限られた時間と人数の中で、メリハリのある練習構成を心がけていた」と振り返る。その経験が、「自ら考える」磐高の野球に生きている。自主練習時間の使い方などは、各自に委ねられているが、「自分に必要なことを考えて、時間をうまく使えていると思う」と話す。 甲子園での目標は「初回に先頭打者で出塁」。「相手がどんなチームであっても、自分の一打でチームの流れを作ります」=つづく ……………………………………………………………………………………………………… 身長165センチ、体重64キロ▽いわき市立湯本第一中学校出身▽中堅手▽右投げ右打ち▽長所は守備範囲の広さ▽得意教科は古典