あれ? 2024年のF1エントリーリスト公開もアルファタウリの名前はそのまま。新名称の公開はまだ先に
2024年のF1エントリーリストが公開されたが、名称が変更される予定だったアルファタウリは『スクーデリア・アルファタウリ・RB』として掲載された。 12月15日に発表された2024年F1エントリーリスト:アルファタウリの名前はそのまま 2シーズン続けてドライバーやカーナンバーの変更がないのは初めてであり、公開されたエントリーリストにはアストンマーチンのタイトルスポンサー変更や、旧アルファロメオだったチーム(ステーク・F1チーム・キック・ザウバー)の新名称以外、目新しいものはほとんどない。 アルファタウリとして4シーズンを過ごしたチームは、ほぼそのまま『スクーデリア・アルファタウリ・RB』と、末尾に”RB”が加えられただけでエントリーリストに掲載されている。 通常、エントリーリストの公開は、新たな名称が明らかとなる最初のタイミングだと言えるが、スポンサーなどの要件により、チームがFIAと合意して正式名称の公開を待つこともある。 エントリーリストがアルファタウリのままだったからといって、来シーズンもこのチームがアルファタウリとしてシーズンを戦う可能性は殆ど無いだろう。 motorsport.comの取材に応じたアルファタウリのピーター・バイエルCEOは先月、名称変更の計画について次のように語っている。 「アイデンティティは一般的なものになる」 「アイデンティティは、トロロッソがそうだったようにレッドブル・ファミリーに再び近づくことだ。しかし、それはネーミングライツ・パートナーとともに登場することになる」 「社名を変え、アイデンティティやロゴ、すべてを変えてリブランドし、再出発する」 「チーム名、アイデンティティは株主によって決定された。そして、私はそれを共有することなく抱え続ける必要がある」 バイエルは来季から、新しいアメリカのスポンサーがつくことを示唆している。 「我々は現在、アメリカでの”トラクション”が非常に強いので、お互いに好意を抱いている2社を見つけることができた」 「ふたつの大きな新パートナーとは、とてもとても良いミーティングができた。彼らはお互いをよく理解していた。すぐに打ち解けた」 「我々はいつ発表するか、どうするかを話し合った。FIAのエントリーフォームがあり、カラーリングのプレゼンテーションがある」 「彼らはブレインストーミングを始めたので、実は怖くなったんだ! 彼らはとてもアイデアをいくつか持っている。我々が考えていたよりも、大きなことを考えているんだ」 バイエルの言うアメリカのスポンサーは、エントリーリスト公開の時期は、新チーム名を発表する最適なタイミングだとは考えなかったようだ。 そのタイミングはいつになるのか……もうしばらくお預けとなりそうだ。
Adam Cooper
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