王者・市立船橋に健闘するもあと一歩及ばず涙 それでも''基準を知った''東京学館の選手たち
6月12日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選の県大会準決勝で東京学館は市立船橋に延長戦の末、1-2で敗れ惜しくも決勝進出を逃した。 【フォトギャラリー】市立船橋 vs 東京学館 今年の5月から平迫宣之前監督の後任として指揮官に就任した久野直之監督は「力を発揮したと思うんですけど『もっとできるんだと』という感じです」と悔しさを滲ませた。 東京学館は試合開始直後に先制点を許すも、ひるむことなく、正々堂々と高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 EAST勢の市立船橋相手に真っ向勝負を挑んだ。球際での勝負からセカンドボールを回収。前へスピーディーに走り抜け、後半13分にはMF9宮田都碧(3年)がクロスに対して市立船橋DFの前に鋭く入り込み、相手DFのファウルを誘発しPKを獲得。これをDF熊谷大輝主将(3年)が右足でゴール左隅に決めて同点に追いついてみせた。以降も東京学館はGK含めて全体で押し上げ、最後まで市立船橋を苦しめたがあと一歩及ばなかった。 「市立船橋さんの勝負強い部分は流石ですね。勉強になります。この一歩が大きな壁でまだ選手権でチャンスはあるので。選手たちも基準がここでわかったので、この結果に胡坐をかくのではなく、頑張っていきたい。何もまだ達成していないので」と前を向いた。 ''基準を知った''東京学館の選手たち。この日の悔しさを胸に2024年の冬へ向かう。 (文・写真=古部亮)