閉店したイトーヨーカドー春日部店、照明の一部は点灯継続 時期は未定
イトーヨーカドー春日部店の閉店から3週間余り、現在も建物の照明の一部が点灯している。(春日部経済新聞) 【写真】看板は白色になっているものの、明かりはついている(関連画像) 同店が閉店を発表後、春日部市は同店を運営するイトーヨーカ堂に、防犯上の観点から照明の点灯継続を要望していた。 11月24日に閉店し、現在は、同店壁面の一部の照明や敷地内の電灯、駐輪場、ロゴマークはなく白色になった屋上看板部分にも明かりがついている。12月10日、市商工振興課が同社に確認したところ、「対応調整中」との回答で、どの照明をいつまで点灯するかは明確に決まっていないという。 市商工振興課の担当者は「現地の状況は確認しており、閉店後も周辺の明かりを維持いただき感謝している。市では適宜、現地の状況把握に努めたい」と話す。 イトーヨーカドー春日部店がオープンした1972(昭和47)年の翌年から、同店向かいで営業するラーメン店「おなかの友達 萬来(ばんらい)」の2代目後藤亜光さんは「常連のお客さまは変わらず来てくれているものの、昼間でも人通りがかなり減り、売り上げも下がっている。ランチ前に来ていた、イトーヨーカドーを利用していたような客層はかなり減った」と明かす。 「明かりがついているので真っ暗にならずありがたい。ただ、明かりの問題だけではなく、閉店したことで周辺の元気がなくなり暗くなったと感じている。イトーヨーカドーは大きい存在だった。今後、いろいろな年齢層が来るような店が入ってくれたら」と期待を込める。
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