もしもに備えて整理しておきたい「自分の情報」9つ
契約している保険の一覧
保険の種類も多くあり、契約した本人以外あまり把握していないご家庭もあります。生命保険、損害保険、地震保険、学資保険など、それぞれの契約先とできれば契約内容も一覧にして、家族の誰が見ても分かるようにしておきましょう。
サブスクリプションの契約
冒頭でも触れましたが、今はインターネットで簡単に契約ができ、書面での契約書もないことが多いです。そのため、本人以外は何に契約しているのか分からないことが多くあります。 新聞や受信料なども含め、毎月定額が引き落とされている契約に関しても、一覧にして口座からの引き落としなのかクレジットカードからの決済なのかなども分かるようにしておくことをおすすめします。
友達や仕事関係の連絡先
自分になにかあったとき連絡してほしい友人や仕事関係の人の一覧も作っておきましょう。これも前述の緊急連絡先と同じく、家族に一つと日頃は一緒に行動する機会が少ない、実家や兄弟姉妹にも渡しておくと安心です。 仮に自分に万一のことがあったとき、配偶者や家族はそれどころではないこともあります。そんなときに、実家や兄弟姉妹に渡しておくと連絡をしてくれやすくなります。
弁護士、税理士などの情報
仕事上でも個人としてでも日頃お願いしている弁護士さんや税理士さんなどが決まっている場合は、その情報も家族などに分かるようにしておくと自分になにかあったときに処理などがスムーズに進めることができます。
遺言書
高齢にならないと現実味がないかもしれませんが、いつどのタイミングで命を落とすことになるかは誰も分からないものです。多少でも財産がある場合は年齢を問わず遺言書を作っておくことをおすすめします。
本籍地の情報
これは本籍が現住所と離れているかたに限りますが、最近は家族の構成人数も減り、亡くなったあとの手続きを、甥っ子や姪っ子がやるというケースも増えてきました。 この場合、本籍が現住所と違う場所にあることを知らずに手続きが大変だったという話を耳にすることがあります。本籍地もすぐに分かるようにしておくことをおすすめします。特別な理由がない場合は、早いうちに本籍を移しておくのも良いかもしれません。 今回はもしもに備えてやっておきたい「自分の情報」の整理についてご紹介しました。すべてケースバイケースで、今回ご紹介した以外にも分かるようにしておいたほうがいい情報がある人もいるでしょう。 「もしも自分に何かあったら」と一度思い返して、整理してみてはいかがでしょうか。
矢野きくの(家事・節約アドバイザー)