【バスケ】金近廉が自己最多27得点も千葉ジェッツがホームで連敗 グリーソンHC「2025年は必ず自分たちの年に」
Bリーグ1部(B1)は28日から30日にかけて各地でレギュラーシーズンの第15節が行われ、東地区の千葉ジェッツは28日と29日の両日、ホームのららアリーナ東京ベイで西地区の島根スサノオマジックと対戦した。 第1戦では、序盤からリードを奪い合う拮抗した展開となり、第4クォーター残り1分1秒で富樫勇樹が3ポイントシュートを沈め、59-59の同点に持ち込み、オーバータイムへ。ダブルオーバータイムにもつれた激戦だったが、81-85と惜しい敗戦となった。 29日の第2戦。序盤から渡邊雄太が連続得点で流れを呼び込むも、前日同様、シーソーゲームの展開が続く。40-42で2点リードから迎えた第3Q、島根に12-0のランを決められ大きく引き離されたが、タイムアウト後にジョナサン・ウィリアムズの得点をきっかけに反撃を開始すると、金近廉の3Pシュートで66-63と逆転。しかし、その後は島根の勢いを止め切ることができず、78-86で島根に2連敗を喫した。 第2戦では、ベンチスタートの金近が32分16秒の出場を果たし、3Pシュート7本(成功率70%)を含む27得点を記録し、得点、3ポイント成功数、出場時間の3部門でキャリアハイを更新する大活躍を見せた。ほかにはウィリアムズが12得点10リバウンドのダブルダブルを達成した。 直近6戦5敗と調子を落としている千葉Jは、第15節を終えて17勝9敗で東地区3位とし、同地区2位の群馬クレインサンダーズを2勝差で追う。年明け1月4日から行われる第16節では、ホームで同地区5位のレバンガ北海道とホームで対戦する。 第2戦試合終了後の会見では、トレヴァー・グリーソンHCと金近廉が記者の質問に答えた。
トレヴァー・グリーソンHCの島根戦後のコメント
ー島根戦・第2戦の総括 (島根に)やられてしまったなぁ、という感じです。タフな、ハードな状態で、人もいない中で、ベンチのメンバーが本当にすごく頑張って、気持ちを出してくれた部分もありながら、スタートが昨日(第1戦)の試合の疲れも見えてしまったのかなと思う。12月全体を通しても、人がいない中で、みんな本当によく戦ってくれて、今日(第2戦)の試合においては、相手に対してフリースローを16本与えてしまい、なかなか厳しい戦いになるのではないかなと思っていた。総じて皆エナジーがすごく良くて、2024年はこれで終わりになりますが、2025年は必ず自分たちの年になるように頑張っていきたいと思います。 ー菅野ブルース、金近廉の成長について 菅野選手もそうなんですが、先週、(出場の)機会をもらってそれを生かすことが出来ている。今日で4試合目だと思うんですが、彼(菅野)の強度が素晴らしくて、まだ4試合目なのでゲームを学ばないといけない部分はたくさんあると思うんですが、今の菅野選手も金近選手も含めて、ここからどれだけ継続して同じように出し続けられるかが大事になってくるかと思います。 ー12月のタフな日程を終え、新年に向けての意気込み 12月は、怪我人がいる中で、タフな、難しい月になってしまった。本当に悪い時の試合もあったが、直近の3試合においてはみんながハードにプレイしてくれた。時には運が必要になってくることもあるんですが、その運も巡り回ってこない時もありながら、若手にとってはいい機会があったので、この逆境を生かして、更に自分たちの強みに繋がってくれたらいいなと思う。2025年、シーズン後半に向けてしっかり勝って、進めていきたいと思います。