「新宿野戦病院」最終話、コロナ禍重ねた描写話題 差別・犯人探し・ノーマスク叩き…「目を背けたいリアルさ」視聴者唸る
【モデルプレス=2024/09/12】女優の小池栄子と俳優の仲野太賀がW主演を務めるフジテレビ系ドラマ『新宿野戦病院』(毎週水曜よる10時~)の最終話が、11日に放送された。新型ウイルスの描写が話題を呼んでいる。<※ネタバレあり> 【写真】小池栄子&仲野太賀、キス寸前? ◆小池栄子&仲野太賀W主演「新宿野戦病院」 本作は、宮藤官九郎による完全オリジナル脚本の新感覚・救急医療エンターテインメントドラマ。新宿・歌舞伎町にたたずみ、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民など“ワケあり”な患者たちが集う「聖まごころ病院」が舞台。ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、「命」の尊さを投げかけた。 ◆「新宿野戦病院」未知のウイルス感染拡大経た“差別” 未知の新種ウイルス・ルミナが感染した世界を描いた同作。ルミナは新宿歌舞伎町のホストクラブで働く人気ホスト・板垣凌介(戸塚純貴)が海外旅行からの帰国後感染者第1号となり、日本で感染が拡がっていくと“歌舞伎町ウイルス”と呼ばれるようになった。 ヨウコ(小池)は運ばれてくるルミナ感染者を次々治療していくが、緊急事態宣言が解除された頃、歌舞伎町のクラブで床が抜け落ちる事故が発生。これが「Mr.サンデー」で取り上げられる様子が描かれると、官房副長官・川島一也(羽場裕一)は「これ以上日本の恥を世界に晒すのはやめてほしい」「また歌舞伎町ですからね」と歌舞伎町の住民に向けて苦言を呈した。 すると、医師としてVTRで登場したヨウコはまず川島へ「『歌舞伎町ウイルス』という名称を政府は今後一切使わないでください」とホストが感染者第1号であっても海外からの帰国後に勝どきの病院で亡くなっていることから、感染源もその後のウイルス拡大も歌舞伎町は直接関係していないと説明。「どれだけ多くのこの町で生活する人を不当に傷つけ、差別や誹謗中傷に繋がるかをよく考えて発言してください。特定の誰かを犯人にするのはやめてください」と伝えたうえで、貧困層や日本国籍以外の者へのワクチンの提供や、援助金について交渉し、川島を納得させたのだった。 ◆「新宿野戦病院」コロナ禍重ねた描写話題に 実際にコロナウイルスが流行し始めた頃と同様の状況を忠実に描いた同作。マスクをしない歩行者に対してマスクをした人が自転車で突進する場面を目撃した高峰が「わかるけど、見ず知らずの他人に対してそれはねえだろって」と複雑な表情を浮かべ、ヨウコが「今怖いのはウイルスよりも人間の心」と返す場面もあった。 かつての現実の出来事とも重なるようなリアルな描写を受けて、視聴者からは「確かにこんな感じだったかも」「目を背けたいリアルさ」「コロナ禍は確かにこうだった」「歌舞伎町ウイルスとまで名付けるとは」などの声が上がっていた。(modelpress編集部) 情報:フジテレビ 【Not Sponsored 記事】
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