ガラス撥水コーティング剤を約8カ月使ったらどうなる?耐久性を実際にチェックしてみた!【CARGoodsPress】
耐久性を重視するなら「フッ素系」を選択
ガラス用の定番カーケアアイテムといえば「ガラス撥水コーティング剤」だが、さまざまな製品が販売されており、どれを選んだらよいのか迷ってしまう人は多いだろう。 【詳しく画像を見る】8カ月経った状態は? じつはガラス撥水コーティング剤には大きく分けて3種類があり、各製品のパッケージにはその種類が書かれていることがほとんどだ。 もっともポピュラーなのが「シリコン系」で、撥水性能を重視した製品がこのタイプ。ただし耐久性については1~2カ月とそれほど長持ちはしないのでこまめな施工が必要となる。とにかく施工直後から走行中に水玉が気持ちよくビュンビュン飛ぶのが一番! というのならこれ一択だろう。 逆に耐久性を重視するなら「フッ素系」。約1年も効果が持続すると謳っている製品もある。ただし施工直後の撥水性能はシリコン系ほどではない。走行中、仮にシリコン系が45km/hで水玉が飛ぶというのならば、フッ素系は60km/h以上が必要…その程度の差と考えればわかりやすい。コーティング作業が面倒に感じて、できるだけ作業のインターバルを長く取りたいというのならこちらがオススメ。 そして、両者の中間といえる存在が「ハイブリッド系」で、シリコン系とフッ素系を組み合わせたもの。シリコン系よりも撥水性は劣るものの約4カ月程度の長い耐久力がある。 これら3種類の特徴を頭に入れ、自分の生活スタイルを考えながら製品選びをすればぴったりのモノが見つかるはずだ。 ネット上で異なる系統の製品を比較しているレビューをよく見かけるが、そもそものコンセプトが異なるため、これはまったくのナンセンス。ガラス撥水コーティング剤を施工していても、走行時には当然ワイパーを併用しなくてはならない。 いくら撥水性能が優れていてもノーワイパー走行など過信は危険だ。ワイパーのローモードが間欠に、ハイモードがローモードになるなどワイパーの使用頻度が減る程度だと考えてほしい。 じつはこのワイパーの作動は水滴を払拭するのと同時にコーティング被膜を少しずつ削っている。使用頻度が多ければ、当然ながら撥水効果はなくなってしまう。 耐久性を重視する製品であれば、ワイパーの摩擦に負けないだけの被膜の強さが必要になる。