バイナンスが米「完全撤退」、数十億ドルの罰金支払いへ/ドージコインが12月に月へ?【Weekly Review:11/18~11/24】
今週の注目!
今週はビッグニュースが続いたが、最大のニュースは世界最大の暗号資産取引所バイナンスの米撤退と約43億ドルという巨額の罰金の支払いだろう。創業者のジャンポン・ジャオ氏もCEOを辞任する。業界の大物がまた1人、表舞台から姿を消す。
バイナンス、米刑事訴訟で40億ドルの和解交渉中:ブルームバーグ
ブルームバーグの報道によると、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)を運営するバイナンス・ホールディング(Binance Holding Ltd.)は、複数の犯罪行為を行った疑いで司法省から提訴された件で和解のために40億ドル(約6000億円、1ドル150円換算)の支払いを求められる見通し。同社と司法省は交渉中で、創設者であるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏がアメリカで刑事告発される可能性も残されている。
ビットコインとBNB、バイナンス和解案のニュースで上昇
世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が近いうちに廃業に追い込まれる可能性があるのではないかという、暗号資産市場にネガティブな影響を与えていた大きな要因が間もなく解消される可能性があり、このニュースを受けてビットコイン(BTC)とビルドアンドビルド(BNB)が上昇している。
バイナンスが米「完全撤退」、数十億ドルの罰金支払いへ
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)は、アメリカ当局と和解するために、同国から撤退して数十億ドルの罰金を支払うほか、5年間監視人を任命する。金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)および米財務省のマネーロンダリング・制裁監視機関である財務省外国資産管理局(OFAC)からの告発をめぐる和解であり、21日に発表されたプレスリリースで明らかになった。
バイナンス、米刑事訴訟の和解で43億ドル支払いへ──ジャオ氏は有罪認めてCEOを辞任
世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所であるバイナンス(Binance)は、制裁と送金に関する法律に違反したとして刑事告発されており、アメリカがこれまでに被告となった企業に支払わせた中で「最大規模の罰金」として、43億ドル(約6450億円、1ドル150円換算)を支払って和解することに同意した。