米国カンファレンスは日本と何が違う? 生成AIで「自分の分身」を作り仕事をやってもらう未来がすぐそこに!
カンファレンス中は、広いホールにズラッと丸いテーブルが並べられ、広告代理店、小売り、アナリスト、コンテンツマーケ、Instagramマーケターなど、業界や課題別のミートアップテーブルが用意されます。
そこに行くと同じ課題を抱えた人同士で出会いやすい、という仕組みですね。なんなら、セッションを飛ばしてネットワーキングに励む人もいるほどです。(録画で後から視聴可能なので問題ない) さらに、主催者はカンファレンス終了後も、互いに学びあったこと、実務でどう生かしているか、を共有し合うオンラインミーティングを開催しますし、FBグループはそのまま使えるので、会話や情報交換が(帰国して1週間以上経ったいまも)続いています。
ネットワーキングが重視される理由
アメリカ人がネットワーキングに貪欲なのには、いくつか理由があります。 ■ (1) 文化的な価値観の違い アメリカでは、個人の人間関係やコミュニティがビジネスの成功に重要だと考えられています。強力なネットワークを持つことが成功の鍵となる場合が多いため、イベントやカンファレンスでのネットワーキングは積極的に行われます。意外にコネ社会なのです。 ■ (2) ビジネス環境の違い スタートアップ企業やベンチャー企業が盛んであり、新しいビジネスチャンスやパートナーシップを見つけるために積極的にネットワーキングを行います。日本では、大手企業や伝統的なビジネスモデルが主流であり、ビジネスの機会やパートナーシップが相対的に限られている場合があります。そのため、個人のネットワークよりも組織のネットワークが重視されることがあります。 ■ (3) コミュニケーションスタイルの違い シャイで控えめな日本人とは真逆で、オープンなコミュニケーションが一般的なアメリカでは、初対面でも積極的に対話します。典型的な日本人の私は、あのテンションについていくのは正直しんどくて、ホテルに帰ると疲労感でぐったりします(笑)。 (3)はともかく、(1)と(2)の実利を求めてネットワーキングに励むので、仮につながってもビジネスに発展しにくい外国人とは積極的には交流しない様子ではあります。