米国カンファレンスは日本と何が違う? 生成AIで「自分の分身」を作り仕事をやってもらう未来がすぐそこに!
次に、テキストを音声に変換できるツール「ElevenLabs(任意の言語で瞬時に自然なAIボイスを作成できる)」に自身の文章を読ませ、リアルなAIボイスを生成します。これがドリュジニ君の声になります。 最後に、アバター動画を作成できるAIツール「HeyGen」で動かしつつ、AIボイスを話させれば、話して動くドリュジニ君の完成です。 ドリュジニ君はジョークも言うし、あたかも人と会話するかのような演出がされてはいましたが、あくまでプレゼン用に作られたスタンドアローン的なモノでしかなく(たぶん)、実際にChatGPTよろしく、プロンプトにバシバシ答えていく…わけではありません(そこまでの掘り下げはなかった)。
アンドリュー氏が暗示した未来は、2023~24年時点では「主人を模倣する」しかできなかったのが、「主人のニーズを先回りして予測する」ようになり、将来的には「主人から独立して判断し、アクションする」ようになる可能性です。
そんな世界が実現されたら筆者ならば、仕事はすべてドッペルゲンガーに任せ、月曜の朝からサウナ三昧の生活を送るつもりです。
生成AIは、AI(Artificial Intelligence)ではなく、IA(Intelligence Augmented)である
Intelligence Augmentedとは、「強化された知性」という意味です。人が知性をもって生成AIを使うとき、単なる外部知能以上の価値を持ちます。
アンドリュー氏は「ヒトとAIがチームとしてコラボレーションしたとき、AI(Artificial Intelligence)ではなく、IA(Intelligence Augmented)となり、ヒトが単独で創造できる以上の価値をもたらす」と述べています。 AIの捉え方を、縦軸をエンゲージメント、横軸を自己決定権の4象限に置いたとき、 左上:神格化(盲信?) 左下:ただの道具 右下:使い倒せる召使い 右上:パートナー(仲間)
右上の「パートナー」として関わっていくことが、ベストなアプローチなのではないか、というメッセージで締めくくられました。