JR中央線グリーン車 今だけ追加料金なし 人気過熱で“超満員”
日テレNEWS NNN
JR中央線で新たにお目見えした「グリーン車」。今、鉄道ファンだけでなく、多くの乗客に人気でにぎわっています。
車両の前にできた長蛇の列。撮影者によると、13日のJR東京駅、中央線のホームの様子だといいます。 こうした光景は一部の車両にだけみられ、中にはドアからはみ出るほどぎゅうぎゅう詰めとなった乗客の姿がみられました。なぜ、これだけ混雑しても乗りたいのか。そのわけは、扉の横のマーク。「グリーン車」です。 利用しない人は知らないかもしれませんが、これまで「グリーン車」がなかった中央線快速。それが13日から2階建てのグリーン車が登場したのです。 「座って移動したい」。こうした声の中、日本屈指の“混雑路線”で待ち望まれていたグリーン車。 グリーン車利用者 「すごいきれいだったね」 「静かで快適でしたね」 「都心・東京駅に出るときにちょっと遠く、座れないとしんどいので、そういうときにグリーン車使えるとありがたい」 グリーン車が走る区間は東京駅から山梨県の大月駅、そして中央線から直結する青梅駅までの一部の列車。中央線快速は10両編成ですが、新たにグリーン車2両を追加して12両に。リクライニングの座席は回転するだけでなく、コンセントやWi-Fiなどを完備。(※Wi-Fi利用は来年春から)
こうした快適さを求めて行列ができているのかと思いきや、理由はそれだけはありません。 グリーン車利用者 「今、無料だから試しに乗ってみたって感じ。国分寺で降りたらけっこう乗ってくる人いた。もういっぱいになっていましたね」 実は現在“お試し期間”中。来年春のサービス開始まではグリーン券なしで利用できるのです。 そのためか… グリーン車乗車(※おととい) 「東京駅のホームに100人以上集まっちゃって、乗れたんですけど座れませんでした」 一緒に乗った子どもだけ席をゆずってもらい、初めての中央線のグリーン車を満喫したということです。 ただ、15日も続いていたグリーン車の混雑。JR東日本によると、来年春のサービス開始に向けて順次グリーン車付きの編成が増えるので混雑は緩和されていく予想だということです。