十両・琴栄峰が最終調整 場所前は幕内上位陣と稽古「上位の方の力を肌で感じて、良い経験ができた」
大相撲の十両・琴栄峰(佐渡ケ嶽)が10日、千葉・松戸市の部屋で行われた朝稽古で、初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けて最終調整を行った。相撲は取らず、ぶつかり稽古などで汗を流した。 場所前は出稽古に来た幕内・隆の勝(常盤山)、同・王鵬(大嶽)、同・豪ノ山(武隈)ら幕内上位の力士たちの申し合い稽古に参加した。「上位の方の力を肌で感じることは、なかなかできることではない。そこは本当に良い経験ができた。自分の形になれば、上位の方にも勝てることはわかったので、しっかり場所で集中して力を出せたら、自ずと結果がついてくると思う」と手応えを語った。 新十両だった先場所は7勝8敗で負け越し。目標は「まず勝ち越し」と語り、関取として初の勝ち越しを目指す。「一番一番に集中して、いい相撲を取ることを意識すれば、星も上がってくると思う」と意気込んだ。(大西 健太)
報知新聞社