「とっても素敵です」「叶ってよかった」定年後にやりたかった100のこと。SNSでの発信に反響の声
定年を迎えた投稿者さんが書き出していた「定年後にやりたかった100のこと」 その中の1つに「娘とバージンロードを歩く」がありましたが、娘さんはすでに結婚していました。そこで投稿者さんは娘さんのために手作りのドレスを用意し、近所の公園でささやかな“結婚式”を実現させました。感動と笑いに包まれたその様子がInstagramに投稿されると「泣ける…」「とっても素敵です」「叶ってよかった」「応援しています」などのコメントが寄せられ話題になっています。 【実際の写真6枚】夢をかなえた様子(@dojippeさんより提供) 今回は、投稿者である@dojippeさんに話を聞きました。
「定年後にやりたかった100のこと」
投稿者さんが定年退職に近づいた頃に書き始めたという「定年後にやりたかった100のこと」 40年間の勤め人生活を終え「退職して何もすることがなくなるとボケるよ」と周囲や奥さんから言われたこともあり、定年に近づいた頃からSNSを始めたといいます。 そして、奥さんからの「やりたかったこととかないの?100個、書いてみたら?」という後押しもあり、メモ用紙に書き出すようになったのだとか。 毎晩、夕食のときに「アレもしたい」「コレもしたい」「〇〇にも行きたい」と2人で話し合いながら、少しずつ書き足していったという「100のこと」 すると奥さんが「せっかくだから、SNSに思い出として載せていかない?」と提案してくれたそう。 「その動画を2人で見返しながらお酒を飲むのも楽しいな」と思ったのが、今回のような動画制作のきっかけだといいます。 そして、定年退職前よりも夫婦の会話が増えたと話してくれました。
娘とバージンロードを…
投稿者さんが今回「やりたかったこと」は、娘さんとバージンロードを歩くことでした。 しかし、娘さんはすでに結婚しており、仕事や子育てで忙しい身となっていたため「やりたかったこと」は実現しないように思えましたが…。 なんと、娘さんのためにドレスを一から手作りすることにしたのです。 裁縫が得意な奥さんの手も借り、手作りドレスを仕上げ、温かい雰囲気のある森林公園を歩くことに。 娘さんは奥さんと投稿者さんが作ったドレスを着て、少し照れくさそうにしながらも一緒に歩いてくれて、とても喜んでいたそう。 娘さんが生まれたとき「いつかこの子が私よりも素敵な男性と出会い、幸せになってほしい」とずっと思っていた投稿者さん。幼少期はいつも絵本を読み聞かせ寝顔を見て癒されていましたが、娘さんが中学生、高校生と成長するにつれ、投稿者さんが先に寝てしまうことも増え、会話も少なくなっていました。 「妻がしっかりと育ててくれて、私はただ働く日々でしたが、この日一緒に手を繋いで歩いたことで、幼かった頃の娘を思い出しました」と、やりたかったことが実現したことにほっこりしたといいます。 そして「これからも好きなことにどんどんチャレンジしてね」と娘さんから激励も受け、笑いで始まり、笑いで終わった今回の「やりたかったこと」でした。 投稿に寄せられた多くのコメントを見て、投稿者さんは「手作りの結婚式風なのに、多くのコメントで“感動しました”や“泣けました”とあり、たくさんの方に視聴していただき感謝しています。皆様からのコメントが励みになっています。 残りの夢を叶えるまで一歩一歩頑張って参ります」と温かい反響に感謝しているそうです。 現在「やりたかった100のこと」は82個を達成(※2024.11.11現在)しているといいます。 今後は「残り18個に挑戦したいと思っています。 その挑戦にはやはり時間と資金が必要になりますが、やり切れるまで頑張ります。そして同世代の方に“SNSをやろう!”と呼びかけたいです」と話してくれた投稿者さん。 これからも思い出を紡ぎ続ける投稿者さんの挑戦は、多くの人々に勇気と希望を与えることでしょう。
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