宮地貴稔調教師＝栗東トレセン（撮影・岩川晋也）

今月21日に厩舎を開業した宮地貴稔調教師（44）＝栗＝が今週末、調教師生活の新たな第一歩を踏み出す。 「競馬を楽しむのがモットー。丁寧に勝っていけるように頑張りたい。平常心で臨んでいければと思います」 昨年12月に7度目の受験で調教師試験に合格。8月に川村禎彦調教師の逝去による庄野靖志調教師への臨時貸し付け期間が20日で満了することに伴い、21日付で新規開業する運びとなった。通常なら来年3月のところを前倒しでの開業となったが、「川村厩舎には以前から顔を出していたし、引継ぎはスムーズでした。人の把握、馬の把握をしっかりしてレースに向かいたい」と意気込む。 初週から土日とも京都で計4頭がスタンバイ。土曜12Rのミヤジシャルマンは、4カ月ぶりだが現級2着の実績があり、「リフレッシュさせていい状態。スムーズな競馬ができれば」と手応えを感じている。 調教助手を武邦彦厩舎、笹田厩舎で計19年間務めており、経験も知識も豊富。柔和な笑顔が印象的な新人トレーナーに注目だ。 ◇ 今週の宮地厩舎の出走馬64 ＜土曜・京都＞ 1RルルーディC 6RタマモキャリコB 12RミヤジシャルマンA ＜日曜・京都＞ 2RヒロノランドB （A＝単争い、B＝連候補、C＝微妙、評価は担当記者）